仏壇の回収業者に頼むと費用はいくら?大きさと供養で変わる

仏壇の回収業者に頼む費用は、一つの金額には決まりません。仏壇の大きさ、依頼先の種類、供養(閉眼供養)を含めるかどうかで変わります。供養のお布施と、搬出・回収・処分の費用は分けて考えましょう。大きさを測り、複数の見積もりで内訳と追加料金の条件を確かめると、納得して頼めます。

仏壇の回収業者に頼む流れ仏壇の回収業者に頼む流れ1仏壇の高さ・幅・奥行を測る2供養の有無と依頼先を決める3複数の見積もりで内訳を比べる4追加料金の条件を確かめる5日程を決めて回収と供養を頼む
仏壇の回収業者に頼む流れ

仏壇の回収を専門業者に頼むと、費用は何で決まる?

仏壇の回収業者の費用は、一つの金額では決まりません。おもに、仏壇の大きさ、依頼先の種類、供養を含めるかどうか、作業の条件で変わります。

費用を考えるときは、供養のお布施と、搬出・回収・処分の費用を分けて見ると分かりやすくなります。同じ仏壇でも、どこに頼むかで含まれる内容が変わります。

大きさが同じでも、供養を別に頼むか、業者にまとめて頼むかで、全体の金額の見え方が変わります。金額だけを比べず、何が含まれているかを見てください。

仏壇の回収は、どんな依頼先に頼める?

主な依頼先は、菩提寺、仏壇店、不用品回収業者、自治体の4つです。それぞれ費用の考え方と、供養の扱いが違います。

付き合いのある菩提寺は、供養から相談できるので安心感が大きいです。ただし近年は、防災や環境への配慮から、引取りやお焚き上げを行わない寺院もあります。

供養と処分をまとめて任せたいなら、仏壇店や仏壇供養の専門業者が向きます。不用品回収業者は、閉眼供養まで行わない場合が多いので注意してください。業者によって供養の方法や対応範囲は異なるため、事前に確かめましょう。

依頼先費用の考え方供養の扱い
菩提寺供養の謝礼(お布施)として渡す。決まった表はない供養から相談できる。引取りは行わない例もある
仏壇店新しい仏壇を買う場合、古い仏壇の処分費が安くなる店がある供養と処分をまとめて任せやすい
仏壇供養の専門業者読経と引取りを一括で頼める場合がある。見積もりで内訳を確認僧侶の読経と引取りを一括で行うところがある
不用品回収業者回収の料金。見積もりで搬出や追加の条件を確認閉眼供養まで行わない場合が多い
自治体自治体が定めた手数料。受け付けの有無は自治体による供養は別に手配する必要がある

回収の前に、魂抜き(閉眼供養)は必要?

仏壇を処分する前に、閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)を行うのが一般的です。仏壇に宿るとされる魂を抜き、ただの物に戻す儀式です。新しい仏壇を迎えるときに行う開眼供養(魂入れ)の逆にあたります。

供養は、菩提寺に頼むのが最も一般的です。菩提寺がない場合は、仏壇店や葬儀社に相談すると、寺院を紹介してもらえることがあります。

回収業者の多くは閉眼供養を行わないため、回収を頼む前に済ませておくのが安全です。供養を済ませた仏壇は、一般的な家具と同じ扱いで処分できます。供養の費用は回収費とは別になりやすいので、見積もりでも分けて確かめてください。

費用が変わる主な要素と、見積もりで見るべき内訳は?

料金は、仏壇の大きさ(3辺)で段階的に決まることが多いです。測った数字をそのまま見積もり依頼に書くと、話が早く進みます。

寺院へ渡すお布施には、決まった金額の表がありません。お布施の額が不安なときは、寺院に直接たずねてかまいません。

仏壇の中の仏具が料金に含まれるか、別料金かも確かめてください。大きさが基準を超える場合や、搬出の条件によっては追加料金が出ることがあります。見積もりの時点で、その条件を書面などで確認しておくと安心です。

確認する項目見るポイント
仏壇の大きさ高さ・幅・奥行の3辺で段階的に決まることが多い
供養(お布施)寺院への謝礼で、決まった表はない。不安なら寺院に直接たずねる
搬出・回収・処分供養とは別の費用として、項目ごとに内訳を見る
仏具の扱い仏壇の中の仏具が料金に含まれるか、別料金か
追加料金の条件大きさが基準を超える場合や搬出条件で出ることがある。書面で確認する

宗派によって、仏壇の処分や供養は違う?

宗派や寺院の方針によって、供養の方法や考え方は異なります。儀式の名称や意味も、宗派の教えで変わります。

たとえば浄土真宗では、「魂を抜く」という考え方をとりません。そのため、魂抜きの代わりに別の呼び名の法要を行うことがあります。同じ供養でも、宗派が違えば名前と意味が変わるのです。

判断の分かれ目は、自分の家の宗派がどう考えるかが分からないときです。宗派が分からないときや、魂抜きをするのか迷うときは、先に菩提寺へ相談するのが勧められています。業者に決めてもらう前に確かめましょう。

位牌・本尊・仏具など仏壇の中身はどうする?

仏壇の本体と中身は、分けて考えると整理しやすくなります。中身では、とくに位牌の扱いに注意が必要です。

位牌には先祖の魂が宿ると考えられているため、そのまま処分しません。位牌を処分するときは、閉眼供養を菩提寺などに頼みます。新しい仏壇に納める方法や、寺院に預けて供養する方法もあります。

複数の位牌は、繰出位牌や過去帳にまとめる方法もあります。位牌の扱いを先に決めておくと、回収日に慌てません。

回収の前に、本尊・位牌・仏具は仏壇から出しておくよう求める業者があります。仏具は箱や袋に分けて入れ、中で動かないよう包みます。金属製や陶器の仏具は、素材に応じて分別するか、業者に頼みます。遺影やお札など、ほかに仏壇にあるものも取り出すかどうか業者に確かめてください。

専門業者に頼むときの流れと、事前の準備は?

流れは、相談、見積もり、申込み、回収日の調整、回収・供養、証明書の受け取りの順です。最初にやることは、仏壇の高さ・幅・奥行を測っておくことです。

相談と見積もりのあと、申込みと回収日の調整に進みます。回収日には、仏壇のある部屋へ案内するだけで運び出しを任せられる業者もあります。

回収後は、僧侶の読経による供養を経て処理されるのが一般的です。供養後に、供養の完了を知らせる証明書を出す業者もあります。回収後は返却ができない場合があるため、取り出し忘れがないか、回収前に確かめてください。

仏壇の回収でよくある失敗と、その防ぎ方は?

よくある失敗は、当日になって追加料金を請求されることです。見積もりの時点で、どの条件で追加になるかを書面などで確かめておくと防げます。

供養証明書を出すと言いながら、発行されない例も報告されています。また、実際の作業が委託先任せで、誰が供養するのか分からない例もあります。

仏壇や仏具を乱雑に扱われないかも心配です。取り扱いの方針を事前に聞いておくと安心です。安い、無料をうたう業者は、供養の有無と扱い方に注意してください。

不用品回収業者に頼む場合は、許可の有無と会社情報も確かめましょう。

自治体の回収と専門業者では、何が違う?

自治体の回収は、各自治体が定めた方法で出します。仏壇を受け付けるかどうかは自治体によって違うため、事前に確認が必要です。

指定の場所まで自分で運ぶ必要があり、大きな仏壇では負担になります。運び出しの際は、けがに注意してください。ごみとして出すことに心理的な抵抗を感じる人も多いです。

供養は別に手配する必要があり、その費用は自治体の手数料と別になります。供養と搬出をまとめて任せたいときは、仏壇店や専門業者が向いています。

よくある質問

仏壇の回収は、無料で引き取ってもらえますか?

安い、無料をうたう業者は、供養の有無と扱い方に注意してください。無料かどうかは、見積もりの内訳で確かめましょう。

供養をしなくても、回収してもらえますか?

回収業者の多くは閉眼供養を行わないため、回収を頼む前に済ませておくのが一般的です。業者ごとの対応は事前に確かめてください。

お布施の額が分からないときは、どうすればいいですか?

寺院に直接たずねてかまいません。寺院へ渡すお布施には、決まった金額の表がありません。

菩提寺がない場合は、どこに相談すればいいですか?

仏壇店や葬儀社に相談すると、寺院を紹介してもらえることがあります。

仏壇を買い替える予定があります。費用は変わりますか?

新しい仏壇を買う店では、古い仏壇の処分費が安くなる場合があります。購入先に確かめてください。

位牌は一緒に回収してもらえますか?

位牌には先祖の魂が宿ると考えられるため、そのまま処分しません。閉眼供養を菩提寺などに頼み、位牌の扱いを決めてから業者に相談しましょう。

当日に追加料金を求められないためには、何を確かめればいいですか?

追加料金が出る条件を、見積もりの時点で書面などで確認しておくことが大切です。

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