ディスプレイの回収は液晶とブラウン管で違う?パソコン用なら同じ制度
ディスプレイの回収は、パソコン用であれば液晶でもブラウン管(CRT)でも同じ制度の対象です。資源有効利用促進法にもとづく、パソコンのリサイクルにあたります。回収の窓口と流れは基本的に同じで、違いが出やすいのは重さや運びやすさなどの実務面です。テレビは家電リサイクル法の対象で窓口が別なので、まず「パソコン用かテレビか」を見分けることが入口になります。
液晶とブラウン管で、ディスプレイの回収方法は違うの?
結論から言うと、パソコン用ディスプレイなら液晶もブラウン管も同じ制度で回収されます。違いは、運ぶときの手間や壊れやすさなどの実務面にあります。
ブラウン管はCRTとも呼ばれ、奥行きがあり重いのが特徴です。液晶は薄型で軽い一方、画面は割れやすいので、運ぶときの扱いに注意が要ります。
どちらも自治体の通常ごみで出せないことが多いため、まず案内窓口を確認する流れは同じです。
- 具体例:机の下に置いた古いブラウン管を運ぶときは、無理をしない。
- 判断の分かれ目:画面が割れている液晶は、破片に触れないよう、回収窓口の案内を先に確認する。
- 手順:機種が液晶かブラウン管かを確かめてから、申込み先の案内を読む。
| 項目 | 液晶 | ブラウン管(CRT) |
|---|---|---|
| 形 | 薄型 | 奥行きがある |
| 重さ | 軽い | 重い |
| 注意点 | 画面が割れやすい | 落とすと破損やけがの恐れがある |
| 回収の流れ | パソコン用なら同じ制度 | パソコン用なら同じ制度 |
手元の機器は「パソコン用ディスプレイ」か「テレビ」か、どう見分ける?
制度の分かれ目はここです。パソコン用ディスプレイはパソコンに接続して使う表示装置で、テレビはチューナーを内蔵し、放送を受信できます。
迷ったら、次の順に確認します。
- 本体の銘板やラベルで、製品名と型番を確かめる。
- 入力端子の種類と、チューナー(放送を受信する機能)の有無を見る。
- 判断の分かれ目:テレビ機能を備えたパソコン用ディスプレイ(兼用)は、取扱いをメーカーに確認する。
- 判断がつかない場合は、型番を控えて、メーカーか自治体に問い合わせる。
PCリサイクルマークの有無で何が変わる?
PCリサイクルマークは、本体の銘板やラベル付近に付いています。マークを確かめておくと、申込み時の確認がスムーズになります。
マークが付いた家庭用製品は、回収・再資源化の費用を追加で払わずに出せます。マークのない製品は、回収・再資源化の費用がかかる場合があります。
ただし、マークがあっても申込みなしで出せるわけではありません。マークの有無は、メーカーや回収窓口への申込み時に確認されます。
古い製品は、マークの有無や扱いが異なることがあるため、窓口で確認してください。
- マークを見つける場所:本体の銘板やラベル付近を確かめる。
- 判断の分かれ目:マークがあれば申込みの案内に従う。マークがなければ、費用がかかる場合があるので、申込み前に条件を確かめる。
ディスプレイの回収は、どこに頼めばいい?
主な窓口は次のとおりです。自分の機種の製造メーカーが分かるなら、まずメーカーに相談するのが基本です。
窓口ごとに対応する製品や条件が違うため、比べてから選びます。
- 申込みはウェブか電話で行い、回収は宅配便などを使う形が一般的です。
- 判断の分かれ目:メーカーが分かるならメーカー、不明・撤退済みならパソコン3R推進協会、通常の出し方が分からないなら自治体の案内。
| 窓口 | 向いている場合 | 確認すること |
|---|---|---|
| 製造メーカー | メーカーが分かる | 自社製品の回収を受け付けているか |
| パソコン3R推進協会 | メーカーが不明・撤退済み | 相談窓口として案内してもらえるか |
| 自治体の案内窓口 | 出し方を知りたい | 自治体が直接回収しない場合が多い点 |
| 国の認定を受けた民間回収事業者 | メーカー以外で頼みたい | 認定の有無と対応製品 |
回収を申し込む手順と、事前にやっておくことは?
申込みから引き渡しまでは、次の流れが基本です。
具体例:ディスプレイだけを出すのか、パソコン本体も出すのかで、事前にやることが変わります。
- ☐ メーカー名・型番・PCリサイクルマークの有無を確認する
- ☐ メーカーか回収窓口へ、ウェブか電話で申し込む
- ☐ 本体と一緒に使っていたケーブル類の扱いを、窓口の案内で確かめる
- ☐ パソコン本体も同時に出す場合は、データ消去を済ませておく
- ☐ 梱包して、指定された方法で引き渡す
液晶・ブラウン管の安全な梱包と運び方は?
運ぶときのけがや破損を防ぐことが、この作業の要点です。
判断の分かれ目:割れていて危ないと感じた場合は、無理に運ばず、回収窓口に梱包方法を相談する。
- ブラウン管は重く、落とすと破損やけがの恐れがあります。持ち上げるときは無理をしない。
- 画面を傷つけないよう、緩衝材や元の箱で包む。
- 液晶画面は強く押すと割れやすいので、画面側に力をかけない。
- ブラウン管や液晶が割れたら、破片や内部の部品に素手で触らない。
- 回収事業者の指定梱包方法がある場合は、それに従う。
- 自宅から出すときは、玄関まで運んでおくと引き渡しがスムーズです。
ディスプレイを不用品として出してはいけない場合や、気をつける点は?
一般の通常ごみに出せない自治体が多いため、そのまま出すと扱いに困ることがあります。
パソコンのリサイクルは、メーカー等による回収が基本です。不用品回収を頼む場合は、事業者の許可や認定の有無を確認してください。
- 確認:許可や認定の有無、受付方法(お持ち込み・宅配・出張など)。受付方法は窓口ごとに異なります。
- 個人情報が残る機器を一緒に出す場合は、データ消去が必要です。
- 判断の分かれ目:不安なときは、自治体の案内窓口に相談する。
まだ使えるディスプレイは、回収以外の手放し方もある?
動作する製品は、買取や譲渡で再利用される場合があります。回収が第一の選択とは限りません。
古物として売る場合は、古物商許可を持つ事業者を選ぶことが必要です。
年式が古い製品や、ブラウン管は対象外のことがあります。壊れている場合は、回収・リサイクルを案内されることが多いです。
- 判断の分かれ目:動作する製品なら、買取や譲渡を検討する。壊れていれば、回収を検討する。
- 手順:買取か回収かを判断してもらうには、動作状態と型番を伝えると分かりやすい。
よくある失敗は?
防ぐには、型番・マーク・データ消去の三つを申込み前に確かめることが近道です。
- ブラウン管を通常ごみと一緒に出して、扱いに困る。
- テレビかパソコン用かを確かめないまま申し込み、窓口を取り違える。
- マークの有無を確かめずに申し込み、費用の条件を把握していない。
- パソコン本体を一緒に出すのに、データ消去を忘れる。
- 割れた画面を素手で触り、けがをする。
よくある質問
液晶とブラウン管で、申込み先は違いますか?
パソコン用なら、申込み先や手続きの流れは基本的に同じです。運ぶ手間など、実務面で違いが出やすくなります。
テレビも同じ窓口で回収してもらえますか?
テレビは家電リサイクル法の対象で、パソコンとは回収の窓口が別です。型番を確かめてから窓口を選んでください。
PCリサイクルマークがなくても出せますか?
出せる場合がありますが、回収・再資源化の費用がかかる場合があります。申込み時に条件を確かめてください。
割れた画面の液晶も回収してもらえますか?
窓口によって扱いが異なるため、割れていることを伝えて案内を受けてください。破片には素手で触らないでください。
メーカーが分からないときはどうすればよいですか?
パソコン3R推進協会が相談窓口になります。型番を控えておくと相談がスムーズです。
自治体の通常ごみで出してもよいですか?
出せないことが多いため、自治体の案内窓口で確かめてください。
パソコン本体と一緒に出すとき、何をすればよいですか?
データ消去を済ませてから出してください。ケーブル類は窓口の案内に従います。
この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。