複合機の処分費用は、機種の重さと搬出の条件で決まる。粗大ごみには原則出せない
複合機の処分費用は、機器の処分費と運搬・作業費の合計で決まり、重さや搬出の条件で大きく変わります。オフィスで使った複合機は大型の業務用機器のため、原則として粗大ごみには出せません。頼む先は、メーカー・産業廃棄物の業者・不用品回収業者のいずれかです。リース品は自社で捨てず、リース会社の指示に従って返却します。処分の前には、データの消去も欠かせません。
処分の前に、その複合機は誰のものか確認する?
複合機は、購入した物かリース品かで、処分の入口が変わります。最初に確かめたいのはこの点です。
購入した複合機は、自社の責任で処分の手配をします。依頼先や費用の確認も、自社で進めることになります。
リース品は、所有権がリース会社にあります。勝手に廃棄することはできず、リース会社へ確認が必要です。通常は解約の手続きをした後、指定された返却先へ送ります。返却の配送にも費用がかかります。
契約書や契約先を先に確かめると、無駄な手配を防げます。迷ったら、契約書と契約先の連絡先を先に用意しましょう。
- 購入したのか、リースなのか
- 契約書や契約先の名前
- 解約の手続きの流れ
- 返却先と配送費の負担
オフィスで使った複合機は粗大ごみで出せる?
複合機は大型のOA機器で、重さは50〜100kgほどの機種が多いです。家庭で使う小型の機器とは扱いが違います。
事業所で使った複合機は、原則として粗大ごみに出せません。法人や事業者が出す廃棄物は、事業者の責任で適切に処分する必要があります。
産業廃棄物として扱う処分が必要になる場合があります。扱いに迷うときは、自治体や処分の依頼先に確認してください。
判断の分かれ目は、事業で使った機器かどうかです。家庭用の小型機と業務用の大型機では、扱いが異なります。
- 事業で使った機器かどうか
- 機器の重さと大きさ
- 処分の依頼先に扱いを確認したか
複合機の処分は、どこに頼める?
主な依頼先は、メーカー、産業廃棄物の業者、不用品回収業者の3つです。それぞれ向き不向きがあるので、目的に合わせて選びます。
メーカーは、自社製品を回収し再資源化する仕組みを持ちます。ただし回収の対象は、基本的に自社製品です。
産業廃棄物の業者は、事業所の機器をまとめて処分できます。不用品回収業者は、オフィス家具などと一緒に引き取れることがあります。
メーカーより回収業者のほうが安く済む場合もあります。ただし、回収業者には無許可の業者が含まれることもあります。後の節の確認点も見てください。
判断の分かれ目は、自社製品かどうかと、家具などほかの物も一緒に出すかどうかです。どこに頼むかで、費用も手間も変わります。
| 依頼先 | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|
| メーカー | 自社製品を回収してほしい | 回収の対象は基本的に自社製品 |
| 産業廃棄物の業者 | 事業所の機器をまとめて処分したい | 許可の有無や対応範囲を確認する |
| 不用品回収業者 | オフィス家具などと一緒に引き取ってほしい | 許可の有無を確かめる |
複合機の処分費用は、何で決まり、見落としで何が増える?
複合機の処分費用は、機器の処分費と運搬・作業費を合わせた合計で決まります。金額そのものより、どの要素が費用を動かすかを知ることが大切です。
機器のサイズ、種類、メーカーによって料金は異なります。重い機種ほど、処理費・運送料・作業費が上がる傾向があります。メーカーの回収では、再資源化費用と回収・搬出費用に分かれることが多いです。
階段での搬出など特殊な作業は、追加料金になりやすいです。設置階やエレベーターの有無を事前に伝えると、見積もりがぶれにくくなります。
判断の分かれ目は、総額だけで決めないことです。見積もりに内訳が書かれているかを確認しましょう。
- 設置階とエレベーターの有無を事前に伝える
- 見積もりに内訳が書かれているか見る
- 複数の依頼先から見積もりを取って比べる
| 費用の要素 | 増えやすい場合 |
|---|---|
| 最低料金 | 台数が少なくても一定額がかかるとき |
| 運搬料金・出張費 | 別の項目として加わるとき |
| 特殊な搬出 | 階段での搬出など、追加料金になりやすい作業のとき |
| 時間の条件 | 夜間や休日の作業で割増になるとき |
| 機器の重さ | 重い機種ほど処理費・運送料・作業費が上がる傾向があるとき |
処分する前に、複合機のデータは消すべき?
複合機には、読み取りや印刷の情報が内部に残ることがあります。処分の前のデータ消去は、必ず行います。
消去の方法は、自社で行う方法と、業者に依頼する方法があります。確実さを重視するなら、業者に任せる選択もあります。
消去を業者に頼んだときは、実施した証明が出るかを確認しましょう。データ消去の有無や費用は、見積もりの項目になることがあります。
- 自社で消去するか、業者に頼むか
- 消去の証明が出るか
- 消去の費用が見積もりに入っているか
複合機の処分を任せる業者は、どう選ぶ?
回収業者には、無許可の業者が含まれることがあります。近いことや安いことだけで決めず、安心して頼めるかも調べます。
見積もりでは安く見えても、後で高い請求をされる例があります。そのため、作業の前に費用の総額を書面などで確認します。
対応が丁寧で、料金の説明が明確な業者を選ぶと、トラブルを防ぎやすくなります。許可の有無や、事故への補償も確認しておきましょう。
- 許可の有無
- 事故への補償の有無
- 料金の総額を書面などで示せるか
- 料金の説明が明確か
新しい複合機に入れ替えるとき、古い機種はどうなる?
入れ替えのときは、古い機種の撤去が悩みどころになりやすいです。販売店によっては、古い機種の引き上げに対応していない場合があります。
引き上げができても、撤去費用が別にかかることがあります。古い機種があることは、購入前に販売店へ伝えておきましょう。
購入と処分を同じ業者に頼むと、手間が減る場合があります。引き取りの条件は、見積もりの段階で確認します。
- 購入前に販売店へ古い機種のことを伝える
- 引き上げの可否と撤去費用を聞く
- 見積もりで引き取りの条件を確認する
まだ使える複合機は、売る・譲る道もある?
まだ使える状態なら、処分以外の選択肢もあります。廃棄費用を抑えられる可能性があります。
リサイクルショップなどで売る方法があります。欲しい人がいれば、譲ることでも廃棄費用を抑えられます。事務機器の寄付を募る団体に渡す方法もあります。
買取を検討するときは、機種や状態の確認が必要です。売れるかどうかは、機種や年式、状態によって変わります。
- 動作の状態
- 年式や機種
- 付属品の有無
複合機の処分で、よくある失敗は?
よくある失敗は、確認を後回しにすることです。処分の段階で困る例を知っておくと、防ぎやすくなります。
どれも、事前の確認で防げます。契約書の確認、データ消去の段取り、見積もりの内訳の確認を、この順に進めるのがおすすめです。
- リース品を自社の判断で捨ててしまう
- データ消去を忘れたまま機器を出す
- 搬出の条件を伝えず、後から追加料金が出る
- 内訳のない見積もりで決めてしまう
- 無許可の業者に頼んでしまう
よくある質問
オフィスの複合機は、自治体の粗大ごみに出せますか?
事業で使った複合機は、原則として粗大ごみには出せません。事業者の責任で適切に処分し、扱いに迷うときは自治体や依頼先に確認してください。
リース品の複合機は、自分で捨てていいですか?
リース品は所有権がリース会社にあるため、勝手に廃棄できません。解約の手続きの後、指定された返却先へ送るのが通常です。
複合機の処分費用は、いくらくらいかかりますか?
機種、重さ、依頼先、搬出の条件で変わるため、金額の目安は示せません。複数の見積もりを取り、内訳と総額を比べて決めてください。
複合機のデータは、処分前にどうすればよいですか?
内部に読み取りや印刷の情報が残ることがあるため、処分の前に消去します。業者に頼むときは、消去の証明が出るかを確認してください。
無許可の業者を避けるには、何を確認すればよいですか?
許可の有無、事故への補償、料金の総額を書面などで示せるかを確認します。安さだけで決めないことが大切です。
まだ動く複合機は、売ることができますか?
売れるかどうかは、機種、年式、状態によって変わります。付属品がそろっているかも含めて確認してから判断してください。
この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。