廃品回収に古物商許可は必要?家庭の不用品を頼むなら確認する許可

廃品回収に古物商許可が必要になるのは、物を買い取って売る営業をする場合です。古物商許可は古物営業法に基づく買い取り・販売の許可で、家庭の不用品を回収・処分するための許可ではありません。家庭の廃棄物の回収には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)に基づく市区町村の許可か委託が別に要ります。買い取りと回収を兼ねる業者は、両方の許可が要ることがあります。依頼前に、買い取りか処分かに合った許可を持つかを確認しましょう。

廃品回収と古物商許可の確認の流れ廃品回収と古物商許可の確認の流れ1依頼内容を決める2買い取りか処分かを分ける3買い取りは古物商許可4処分は市区町村の許可か委託5業者の許可を確認する6見積りを受けてから依頼
廃品回収と古物商許可の確認の流れ

廃品回収に古物商許可は必要?

結論から言うと、古物商許可は中古品を買い取って売る営業の許可です。古物営業法という法律で定められています。回収だけをする業者にこの許可があっても、家庭ごみを回収できる証明にはなりません。

判断の分かれ目は、業者が品物を買い取って転売するかどうかです。買い取りと回収の両方を行う業態では、両方の許可が必要になることがあります。どちらか一方の許可で足りるとは限りません。

家庭の廃棄物の回収には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)に基づく別の許可が要ります。

無許可で古物営業をすると、3年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されることがあります。

古物商許可とはどんな許可?

古物とは、使用済みの物品や、新品でも一度取引された物品のことです。古物営業には、古物の売買や交換などが含まれます。

許可は都道府県公安委員会が出します。申請は、営業所の所在地を管轄する警察署で行います。

この制度の目的は、盗品の売買を防ぎ、窃盗などの犯罪を防ぐことです。盗まれた物が店を通じて売られないように、中古品の取引を管理する仕組みです。

回収の許可ではない理由は、目的が違うからです。古物商許可は盗品対策、廃棄物の許可は適正処理の確保が主な狙いです。

買い取りを伴わない引き取りだけなら、古物営業にはあたりません。

「買い取る」と「引き取る」で必要な許可はどう変わる?

買い取って転売する営業は古物商許可の対象です。不要品を引き取って処分する営業は、廃棄物の許可の対象です。

買い取りと引き取りは紙一重で、区別が付きにくいことがあります。両方の許可が要ることもあります。

依頼する前に、業者にどちらの営業なのかを確認しましょう。

まだ使える家電は、古物商許可のあるリユースショップに買い取ってもらう方法があります。

行為必要になる許可根拠の法律
不要品を買い取って転売する古物商許可古物営業法
不要品を引き取って処分する廃棄物の収集運搬の許可(または市区町村の委託)廃棄物処理法
買い取りと引き取りを両方行う両方の許可が必要になることがある両方の法律

家庭の不用品を回収するには何の許可が必要?

家庭から出るごみは、一般廃棄物にあたります。一般廃棄物を収集運搬するには、市区町村の許可か、市区町村からの委託が必要です。

一般廃棄物の収集運搬の許可は、市区町村で取得します。ただし、新規の許可を受け付けていない市区町村もあります。

古物商許可では、家庭の廃棄物を回収できません。古物商許可を持つ業者でも、それだけでは回収の資格にはなりません。

産業廃棄物は、事業活動で出る、法令で定められた種類の廃棄物です。産業廃棄物の許可は、工場や企業の廃棄物を扱うための許可です。家庭の不用品には、この許可は当てはまりません。

判断の分かれ目は、家庭から出た物か、事業で出た物かです。

無許可の業者に頼むとどんなリスクがある?

許可を持たない業者に頼むと、トラブルに巻き込まれるおそれがあります。

回収されたごみが、正しく処分されないおそれもあります。

多額の請求をされることもあります。

必要な許可を得ないで営業すると、罰則があります。

業者を選ぶとき、許可の何を確認すればよい?

依頼内容ごとに、確認する許可が違います。下の表で、依頼内容に合う許可を確かめましょう。

「許可あり」と書いてあるだけで安心せず、依頼内容に合う許可かを見ましょう。許可の種類は事業ごとに別々で、1つあれば足りるとは限りません。

許可を持つ業者は、許可を持っていることが相手にわかるよう示すことが大切です。

依頼内容確認する許可見る視点
不用品を買い取ってほしい古物商許可買い取る営業の許可があるか
家庭ごみを処分してほしい一般廃棄物の収集運搬の許可、または市区町村の委託市区町村の許可か委託を受けた業者か
両方を頼みたい両方の許可1つあれば足りるとは限らない

自宅に来てもらう業者に頼むときは何を確認する?

自宅へ伺う出張買取の業者は、中古品を買い取る営業をしています。その営業には古物商許可が要ります。

許可の有無は、依頼前に確認しましょう。

買い取りのない引き取りだけなら、古物営業にはあたりません。その場合は、廃棄物の許可が関係します。

値がつかない不要品の処分には、廃棄物の許可が別に要ります。家庭の不要品の処分は、市区町村の許可業者や窓口に相談しましょう。

判断の分かれ目は、値がつく物か、値がつかない物かです。値がつく物は古物商許可のある店に、値がつかない物は市区町村などに相談します。

よくある失敗は?

失敗を防ぐには、依頼前に「買い取りか処分か」を決め、それに合う許可を確かめることです。

よくある質問

廃品回収の業者は、みな古物商許可が必要ですか?

いいえ。物を買い取って売る業者には必要ですが、家庭の不用品を回収・処分するだけなら古物商許可の対象ではありません。

古物商許可があれば、家庭ごみを回収してもらえますか?

いいえ。古物商許可は家庭の廃棄物を回収するための許可ではありません。家庭ごみの回収には、市区町村の許可か委託が要ります。

許可番号は、どこで確認できますか?

許可を持つ業者は、許可の保有が相手にわかるよう示すことが大切です。表示を見るほか、依頼前に業者へ直接たずねて確認しましょう。

一般廃棄物の許可は、どこで取れますか?

市区町村で取得します。新規の許可を受け付けていない市区町村もあるので、お住まいの窓口に確認しましょう。

まだ使える家電は、どうすればよいですか?

古物商許可のあるリユースショップに買い取ってもらう方法があります。

値がつかない不要品は、どこに相談すればよいですか?

家庭の不要品の処分は、市区町村の許可業者や窓口に相談しましょう。

依頼前に許可を確認しないと、どうなりますか?

トラブルに巻き込まれたり、回収されたごみが正しく処分されなかったりするおそれがあります。

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この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。

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