除湿機の回収は、フロンの有無と自治体の分別ルールを先に確認する
除湿機の回収方法は全国共通ではなく、「水抜き」「フロンの有無」「自治体の分別ルール」の3点を順に確認すると決まります。除湿機は家電リサイクル法の対象外です。ただし、コンプレッサー式などフロン類を使う機種は、自治体が収集しない場合があります。出す前に自治体へ問い合わせてください。まだ使える状態なら売却や出張買取も選べ、運べない場合は許可の有無を確認したうえで業者に頼めます。
除湿機を回収に出す前に、まず何を確認すればよい?
除湿機の回収方法は、自治体の分別ルールで決まります。全国で同じ扱いではないため、次の3点を順番に確認します。確認の結果で、自治体・量販店・売却・業者のどれを選ぶかが分かれます。
- 水抜き:水タンクを空にし、本体の内部まで乾かす。
- フロンの有無:本体ラベルや取扱説明書で、冷媒(フロン類)を使っているかを調べる。
- 自治体ルール:分別区分・サイズ基準・手続きを、自治体の公式情報で確認する。
除湿機は家電リサイクル法の対象になる?
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象は、4品目だけです。エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)がそれにあたります。除湿機はこの対象外なので、同法のリサイクル料金は不要です。衣類乾燥機能が付いた除湿機も、対象外です。
一方で、除湿機は小型家電リサイクル法の対象品目とされています。回収ボックスの投入口や対象品目は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体の情報で確かめてください。法の対象外でも、フロン類を使う機種は冷媒の適切な処理が必要です。
判断の分かれ目は、法の対象かどうかより「フロン入りかどうか」です。フロン入りの機種は、回収先の選び方が変わります。
| 区分 | 除湿機の扱い |
|---|---|
| 家電リサイクル法 | 対象外(リサイクル料金は不要) |
| 小型家電リサイクル法 | 対象品目とされている |
| フロン類の処理 | 機種により別に必要 |
自分の除湿機にフロンは入っている? どう調べる?
フロンの有無は、除湿方式によって変わります。方式が分からないときは、本体の型番をメーカーに問い合わせます。
説明書はメーカーの公式サイトで公開されていることが多いです。
- 本体の銘板やラベルに、冷媒名が書かれていないか見る。
- 冷媒名は「R」で始まる記号(R134aなど)で表示されることが多い。
- 取扱説明書の冷媒についての記載を読む。
- 方式が分からないときは、本体の型番をメーカーに問い合わせる。
| 除湿方式 | フロン類 | 調べ方の例 |
|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 封入されている | 銘板・ラベルの冷媒名を見る |
| デシカント式 | 一般に使わない | 乾燥剤で除湿する。説明書で確認する |
| ハイブリッド式 | 使う場合が多い | コンプレッサーを搭載している。冷媒名を確認する |
回収に出す前の準備は? 水抜き・コード・清掃のポイント
水が残ったまま運ぶと、運搬中にこぼれて周囲を濡らすおそれがあります。引き渡す前に、タンクの水を抜いて本体の内部まで乾かしてください。
自分で分解したり、配管を切断したりしないでください。フロン入りの機種を分解すると危険で、環境にも悪影響があります。
- 水タンクの水を抜き、本体内部まで乾かしてから引き渡す。
- 電源プラグを抜き、電源コードは束ねておく。
- 売る予定なら、タンクとフィルターを掃除しておく。
- 取扱説明書やリモコンなどの付属品を揃えておく。
自治体のごみとして出すときの手順は? 不燃ごみと粗大ごみの違い
自治体では、除湿機の区分が本体のサイズ基準で分かれます。小型なら不燃ごみ、一定以上の大きさなら粗大ごみとする自治体が多いです。区分は、自治体の分別表やサイトで「除湿機」を検索して確認します。
粗大ごみの収集日は限られ、申し込みから待つ場合があります。ごみ処理施設への自己搬入を受け付ける自治体もあります。手数料や収集日は自治体で異なるため、公式情報で確認してください。
フロン入りの機種は、この流れに乗らない場合があります。その場合は、後の節の手順で窓口に相談してください。
- 分別表で区分(不燃ごみか粗大ごみか)を確認する。
- 粗大ごみは、電話やインターネットで事前に申し込む。
- 手数料の処理券(シール)を購入し、本体に貼る。
- 指定された収集日に、指定の場所へ出す。
小型家電回収ボックスや家電量販店で回収してもらえる?
役所や商業施設などにある小型家電回収ボックスは、投入口に入る大きさの除湿機だけが対象です。大型の機種やフロン入りの機種は、対象外のことが多いです。
家電量販店では、除湿機を引き取っている場合が多いです。買い替えのときに旧機を引き取ってもらうと、手間が少なくなります。ただし、店頭への持ち込みと自宅での引き取りでは、条件や費用が変わります。フロン使用機種は、量販店でも対象外や別条件になる場合があります。
引き取りの条件は店舗ごとに異なるため、事前に確認してください。
- 投入口に入るサイズかどうか
- フロン使用機種かどうか
- 店舗の引き取り条件(持ち込みか自宅か)
フロン入りで自治体が回収してくれないときはどうする?
フロン入りの除湿機は、自治体が収集しない場合があります。集積所に出す前に、担当窓口へ連絡して処分方法を聞いてください。
メーカーや購入店で引き取れれば、そこで完了できます。引き取りがなければ、フロンの回収に対応する専門業者を検討します。
フロン類を回収せずに処分すると、大気に放出され環境に悪影響が出ます。自分で分解したり配管を切ったりしてはいけません。回収の可否や条件は自治体によって異なります。
- まず自治体の担当窓口へ連絡して、処分方法を聞く。
- 自治体で不可なら、メーカーや購入店に引き取りの可否を問い合わせる。
- フロン回収の証明書を求める自治体では、案内された専門業者へ依頼する。
まだ使える除湿機は売れる? 出張買取という選択肢
正常に動き、異音や水漏れがなければ、売却や譲渡ができます。製造年が新しいほど、売れやすい傾向があります。年式が古い・動かない・カビや汚れが強い機種は、売れにくいです。
タンクとフィルターの掃除と付属品の用意は、査定の助けになります。重くて店舗へ運べない場合は、ご自宅で査定を受けられる出張買取という方法もあります。フリマアプリは出品・梱包・発送の手間がかかるため、手間を減らしたい人には向きにくいです。
- リサイクルショップ(店頭持ち込みのほか、出張買取に対応する場合もある)
- フリマアプリ(出品・梱包・発送の手間がかかる)
- 譲渡サイトなど(譲る相手を自分で探す)
自分で運べないときは? 頼む前の確認点と、よくある失敗
重くて運べない、階段が大変、他の不用品もまとめたいといった場合は、業者に搬出を頼めます。頼む前に、次の点を確認してください。
よくある失敗は、見積もりの内訳や追加料金の条件を確認せずに契約し、想定外の費用になることです。許可を受けずに回収する業者には注意が必要です。
自分で運べる状態なら、自治体や量販店の方法を先に確かめます。重い機種や搬出が難しい場合は、業者への依頼が選択肢になります。加湿器や空気清浄機の処分については、関連する記事もあわせてご覧ください。
- 一般廃棄物収集運搬業の許可の有無、または許可業者との提携を確認する。
- 見積もりは、内訳が分かる書面で取る。
- 追加料金が発生する条件を、契約前に確認する。
- 他の不用品とまとめて回収できるかを確認する。
よくある質問
除湿機は、ふつうのごみとして出せますか?
お住まいの自治体の分別表で区分を確認してください。小型は不燃ごみ、一定以上の大きさは粗大ごみとする自治体が多いです。フロン入りの機種は、先に窓口へ連絡してください。
コンプレッサー式かどうか分からないときは?
本体の銘板やラベル、取扱説明書で確かめられます。分からなければ、本体の型番をメーカーに問い合わせてください。
除湿機は家電リサイクル法の対象ですか?
対象外です。家電リサイクル法の対象は、エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)の4品目だけです。除湿機は小型家電リサイクル法の対象品目とされています。
水が残っていたら、そのまま出してもいいですか?
おすすめしません。運搬中にこぼれて周囲を濡らすおそれがあります。タンクの水を抜き、本体内部まで乾かしてから出してください。
故障していても売れますか?
動かない機種は売れにくいです。故障品は、自治体・販売店・業者の中から選んでください。
自分で分解して、フロンを抜いてから出してもいいですか?
いいえ。分解や配管の切断は危険で、環境にも悪影響があります。フロン類の扱いは、自治体の案内に従ってください。
この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。