乾電池の回収はどこに出す?店頭とごみ出しの使い分けと確認方法
家庭のアルカリ・マンガン乾電池は、お住まいの自治体の案内に沿って、決められた日や拠点に出すのが基本です。ボタン電池と充電式電池は自治体の対象外のことが多く、協力店へ持ち込みます。出す前に端子をテープで絶縁し、日程や袋の指定は自治体の公式サイトで確かめてください。
乾電池の回収は、結局どこに出せばいいの?
出し先は3つに分かれます。家庭のアルカリ・マンガン乾電池は自治体の収集、ボタン電池と小型充電式電池は協力店、会社や店から出た乾電池は許可を持つ業者です。
判断の分かれ目は、電池の種類と、出すのが家庭か事業所かの2つです。迷ったら、まず自治体の公式サイトを見てください。
| 電池の種類 | 出し先 | 出す人 |
|---|---|---|
| アルカリ・マンガン乾電池 | 自治体の収集日・拠点 | 家庭 |
| ボタン電池 | 電池工業会の回収協力店 | 家庭 |
| 小型充電式電池 | JBRCの協力店の回収ボックス | 家庭 |
| 会社・店から出た乾電池 | 許可を持つ業者へ委託 | 事業所 |
なぜ自治体によって乾電池の出し方が違うの?
同じ乾電池でも、収集の区分や頻度、出し方は地域で違います。例えば次のような違いがあります。
判断の分かれ目は、お住まいの自治体の案内が何と書いているかです。他の地域の例は、そのまま当てはめないでください。引っ越したときは、その地域の案内を確認し直してください。
- 不燃ごみ、資源物、有害ごみなど、区分が自治体で異なる
- 月に2回の地域もあれば、年に数回の地域もある
- 充電式電池やボタン電池を、同じ日に出せる自治体もある
- 拠点やボックスで回収する自治体と、収集車で回収する自治体がある
- 同じ電池でも収集しないとする自治体があり、購入先へ相談するよう案内される
家庭の乾電池は、ごみ出しでどう出せばいい?
自治体の回収に出す場合は、次の順で進めると迷いにくくなります。
充電式の電池は、乾電池と別に扱う自治体が多いです。回収対象でない種類の電池は、混ぜて出さないでください。
- 自治体の公式サイトで、乾電池の区分と収集日を確認する
- 単1〜5形のマンガン・アルカリ乾電池と、ほかの電池を分ける
- +と−の端子をテープで絶縁する
- 透明または半透明の袋、またはふた付き容器に入れる(指定がある場合)
- なるべくまとめて、決められた日に決められた場所へ出す
乾電池は店頭の回収ボックスでも出せる?
家電量販店などの店頭が、主な回収拠点になっています。ただし、乾電池まで受け付けるかどうかは店ごとに違います。
ボタン電池は電池工業会の回収協力店で、充電式電池はJBRCの回収協力店で引き取ってもらえます。協力店は、両団体の公式サイトで検索できます。
- 電池工業会かJBRCの公式サイトで、最寄りの協力店を検索する
- 乾電池を受け付けるかどうかを、店に事前に確かめる
- 回収ボックスに入れるか、店員に声をかけて渡す
ボタン電池・コイン形電池・充電式電池はどこに出す?
乾電池と混同しやすい電池があります。型式記号や表示を見て分けます。
ボタン電池を自治体が収集する場合は、1個ずつテープで絶縁して出します。自治体が収集しない場合は、協力店へ持ち込みます。小型充電式電池は、小型家電の回収ボックスで扱う自治体もあります。
見分けがつかないときは、電池の表示を見てから購入先か自治体へ聞いてください。
| 電池の見分け方 | 電池の種類 | 出し先 |
|---|---|---|
| 型式記号がCRまたはBRで始まる | コイン形リチウム電池 | 自治体の案内で出せる例が多い |
| ボタン電池 | ボタン電池 | 協力店へ持ち込みが基本 |
| 小型充電式電池 | 小型充電式電池 | 協力店か小型家電の回収 |
出す前に絶縁は必要?保管で気をつけることは?
はい。自治体サイトに絶縁の記載がなくても、絶縁してから出すのが安全です。絶縁しないと電池同士が触れてショートし、発火のおそれがあります。
絶縁せずに保管していた使用済み電池から、発火した事故例があります。保管状態が悪いと、液漏れ、発熱、破裂のおそれがあります。
- +と−の端子に、セロハンテープやビニールテープを貼る
- ガムテープは湿ると通電することがあるため、絶縁には向かない
- 金属類と一緒に保管しない
- 種類の違う電池や、新しい電池と古い電池を混ぜない
- 回収日までは、種類ごとに分けて保管する
会社や店から出た乾電池も、家庭と同じように出せる?
出せません。事業活動で出た乾電池は、家庭ごみのようにごみ置き場へ出せません。乾電池は金属くずと汚泥の混合物として、産業廃棄物にあたります。
根拠は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」です。事業者は自らの責任で処理するか、許可を持つ業者へ委託します。
アルカリ・マンガン乾電池は、特別管理産業廃棄物ではありません。ただし、水銀を含む電池などは区分が異なる場合があります。その場合は業者に相談してください。
家庭用の回収ボックスに、事業者の大量の乾電池が入る問題も起きています。
回収された乾電池は、その後どうなる?
回収した乾電池は破砕し、鉄などの金属と中身に選別されます。ボタン電池と充電式電池は、団体の回収網でリサイクルされます。
決められた区分で出すことが、リサイクルと安全な処理につながります。
- 鉄は、製鉄原料としてリサイクルされる
- 非鉄の部分からは、亜鉛などが資源として回収される
- 残りはスラグ化して、セメント原料に使われる例がある
どこに出すか迷ったとき、何を確認すればいい?
確認は次の順が早いです。まず住んでいる市区町村の公式サイトで、電池の出し方を確認します。書かれていなければ、自治体の担当窓口に問い合わせます。
ボタン電池と充電式電池は、協力店の検索サイトで最寄りの店を調べます。リモコンなど電池を使う機器は、処分する前に電池を外しておきます。
- 市区町村の公式サイトで、電池の区分と収集日を見る
- 自治体の担当窓口へ問い合わせる
- 協力店の検索サイトで、最寄りの協力店を調べる
- 収集できない電池は、購入先に相談する
よくある質問
乾電池は燃えるごみに出してもいいですか?
お住まいの自治体の案内に従ってください。自治体によって区分が違い、乾電池は資源物や有害ごみなどとして扱われる場合があります。
ボタン電池は、乾電池と一緒に出していいですか?
自治体の案内で扱いが違います。収集の対象外の場合は、電池工業会の回収協力店へ持ち込んでください。
充電式電池は、店頭で回収してもらえますか?
JBRCの回収協力店で引き取ってもらえます。協力店の検索サイトで最寄りの店を調べてください。
絶縁はガムテープでも大丈夫ですか?
セロハンテープかビニールテープで、+と−の端子を貼ってください。ガムテープは湿ると通電することがあるため、避けてください。
会社の乾電池を家庭のごみ出しに混ぜてもいいですか?
いいえ。事業活動で出た乾電池は産業廃棄物にあたるため、家庭ごみのように出せません。許可を持つ業者へ相談してください。
電池の種類が分からないときは、どうすればいいですか?
電池の表示を見て、型式記号を確かめてください。それでも分からない場合は、購入先か自治体の担当窓口に聞いてください。
この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。