天ぷら油の回収は固まった油でも出せる?固めた油はごみとして出すのが基本
天ぷら油の回収で受け付けるのは、冷ました液状の植物性油です。凝固剤で固めた油や紙に吸わせた油は、回収に出せず、ごみとして出すのが一般的です。ラードなど動物性の油も対象外とする自治体が多いので、受け付け条件はお住まいの自治体や拠点の窓口で確認してください。
固まった天ぷら油は回収に出せますか?
結論から言うと、天ぷら油の回収で受け付けるのは、液状の植物性油が前提です。凝固剤などで固めた油は、回収の対象外とするのが一般的です。
回収は、ご家庭のごみの収集日に出すものではありません。冷ました液状の油をペットボトルなどに入れて、回収拠点へ持ち込むのが基本の形です。
判断の分かれ目は、油が液状のままかどうかです。液状なら拠点で受け付けてもらえる可能性があります。固めてしまった油は、回収には出せない扱いが一般的です。
ただし、冷えて白く濁っただけの植物性油については、ここでは言い切れません。迷ったら、拠点か自治体の窓口に確かめてください。次の節から、固まり方の種類ごとに見ていきます。
「固まった油」とは、どの状態の油のことですか?
固まった油は、大きく3つに分けると分かりやすいです。どの種類かで、回収に出せるかどうかが変わります。
たとえば、揚げ物の油に凝固剤を入れて固めたものは1つ目にあたります。揚げ物のあとに紙で油を吸わせたものは2つ目です。ラードのように、もともと固まる動物性の油は3つ目になります。
冷えて白く濁った植物性油は、ここでは言い切れないため、表には入れていません。拠点に確かめてから判断してください。
| 種類 | 回収の可否(一般的な扱い) | 出し方の目安 |
|---|---|---|
| 凝固剤で固めた油 | 回収できない例がある | ごみとして出す |
| 紙に吸わせた油 | リサイクルではなく、ごみとして捨てる扱い | ごみとして出す |
| ラードやバターなど動物性の油 | 回収対象外とする自治体が多い | 自治体のごみの分け方で確認 |
| サラダ油、菜種油、ごま油などの植物性油(液状) | 回収対象になる | 冷まして容器に入れ、拠点へ |
凝固剤で固めてしまった油は回収に出せますか?
凝固剤で固めた油は、回収できない油として扱われる例があります。固めたり紙に吸わせたりした油は、リサイクルされずごみとして捨てるのが一般的です。
ごみとして燃やすと、二酸化炭素が発生します。リサイクルしたい場合は、固める前に判断するのが大切です。
固める前なら、冷ました液状のまま回収拠点へ持ち込めます。すでに固めてしまった場合は、ごみとしての出し方を、お住まいの自治体で確認するのが確実です。
- 固める前か、固めた後か
- 凝固剤を使ったか、紙に吸わせたか
- 液状のまま残っているか
- お住まいの自治体の出し方を確認したか
回収に出せるのは、どんな油ですか?
回収の対象になるのは、家庭から出る植物性の食用油です。サラダ油、菜種油、大豆油、ごま油、コーン油、オリーブ油などが例に挙がります。
天ぷらに使ったあとの使用済みの油も対象になります。具体例を挙げると、家庭で揚げ物に使ったサラダ油を、冷ましてから容器に入れて持ち込む形です。
賞味期限切れの油や、未使用の油も受け付ける自治体が多いです。未開封なら、元の容器のまま出せる例もあります。
判断の分かれ目は、次の3つです。3つのどれか1つでも当てはまらないと、回収に出せない可能性があります。
- 植物性の食用油か
- 家庭から出た油か
- 液状か(固まっていないか)
天ぷら油を回収に出すには、どう準備して出せばよいですか?
準備から持ち込みまでは、次の順で進めます。容量やボトルの指定は、自治体や店舗によって違うので、持ち込む前に確認してください。
- 1. 油を十分に冷ます
- 2. 天かすなどの固形物を取り除く、またはこしておく
- 3. ペットボトルに入れる(中をゆすいで乾かしておくとよい)
- 4. ふたをしっかり閉める
- 5. 回収拠点の回収ボックスへ入れる(立てて入れる例もある)
回収に出せない油には、何がありますか?
次の油は、天ぷら油の回収では受け付けられません。うっかり混ぜて出さないように注意してください。
- ラードなど動物性の油
- エンジンオイルなどの機械油
- 灯油などの燃料油
- 飲食店や工場などで使った事業用の油
- マヨネーズやドレッシング(対象外とする自治体がある)
- 凝固剤で固めた油(対象外とする例がある)
- ガソリンなど、食用でない油
回収された天ぷら油は、その後どうなりますか?
回収された油は、バイオディーゼル燃料に再生されます。バイオディーゼル燃料は、軽油の代わりとして車両の燃料に使われます。
持続可能な航空燃料の原料にする取り組みもあります。石鹸などの原料として再利用される例もあります。
植物由来の燃料なので、二酸化炭素の排出を減らすことにつながります。流してはいけない理由は、排水口の詰まりと、川や海への流出です。
| 出し方 | その後の流れ | 注意点 |
|---|---|---|
| 回収拠点へ持ち込む | バイオディーゼル燃料などに再生される | 液状で、冷ましてから容器へ |
| ごみとして出す | 燃やされて、二酸化炭素が発生する | 固めた油は、この扱いが一般的 |
| 水道や排水口に流す | 排水口が詰まる原因になる | 川や海へ流れ込むと、環境や生物に悪影響のおそれがある |
お店の油や量が多いときは、どうすればよいですか?
飲食店などで使った事業用の油は、家庭用の回収では受け付けていません。家庭用の回収に、お店の油を混ぜて出すのは避けてください。
事業所の油は、市の許可を受けた収集運搬業者に依頼する扱いにしている自治体があります。まずは、お住まいの自治体の案内で確かめてください。
回収拠点は、市区町村の公共施設や協力店舗に置かれています。受け付けの日時や回収方法は拠点ごとに違います。拠点の場所は、自治体の資源物回収の案内ページで探せます。
- 家庭から出た油か、事業で使った油か
- 自治体の資源物回収の案内ページ
- 拠点の受け付け日時と回収方法
- 容器の指定(ペットボトルかどうか)
よくある失敗は何ですか?
次のような出し方は、うまく出せなかったり、排水口を詰まらせたりするおそれがあります。よくある失敗を先に知っておくと、持ち込みで戸惑いません。
- 熱いまま容器に詰めて、ふたを閉める
- 天かすを取らずに入れる
- 固めてから持ち込もうとする
- ガラスびんに入れて持ち込む
- ふたが緩く、運ぶ途中にこぼれる
- 事業用の油を家庭用の回収に出す
- 流しに少しずつ流して処分する
よくある質問
固まった天ぷら油は、回収に出せますか?
凝固剤で固めた油や紙に吸わせた油は、回収に出せないのが一般的です。冷えて白く濁っただけの油は、拠点か自治体の窓口に確かめてください。
凝固剤で固めた油は、どう出せばよいですか?
ごみとして出すのが一般的です。分け方は自治体で違うので、お住まいの自治体の出し方を確認してください。
紙に吸わせた油も、回収に出せますか?
紙に吸わせた油は、リサイクルではなく、ごみとして捨てる扱いが一般的です。
天ぷら油は、ペットボトル以外の容器でも出せますか?
ペットボトルを指定する自治体が多いです。ガラスびんでの回収ができない自治体もあるので、事前に確認してください。
天かすが入った油でも、そのまま出せますか?
天かすなどの固形物は、取り除くか、こしてから容器に入れてください。
飲食店で使った油も、家庭用の回収に出せますか?
事業で使った油は、家庭用の回収では受け付けていません。自治体によっては、市の許可を受けた収集運搬業者へ依頼する扱いです。お住まいの自治体で確認してください。
賞味期限切れの油も、回収に出せますか?
賞味期限切れの油も受け付ける自治体が多いです。受け付け条件は、お住まいの自治体や拠点で確認してください。
この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。