カセットガスの捨て方は?使い切ってからガス抜きし、自治体のルールで出す
カセットガスの捨て方は、中身を使い切ってから、お住まいの自治体の分別ルールに従って出すのが基本です。残ったガスは、火気のない風通しのよい屋外で抜き、穴は開けません。ガス抜きが不安なときや、さびや変形があるときは、自治体やメーカー・業界団体に相談してください。
カセットガスの捨て方の基本は?
カセットガスの捨て方の基本は、次の3つです。
中身が残ったまま出すのは危険です。収集車や処理施設で、火災や爆発の恐れがあります。コンロに付けて使い切れば、そのまま出せる状態になります。
出し方や収集区分は自治体ごとに違います。出す前に、市区町村のホームページやごみ分別の案内で確かめてください。現在は、穴を開けずに出すよう案内する自治体が多くなっています。
- 中身を使い切る
- お住まいの自治体のルールに従う
- 穴は開けない
中身が残っているかはどう見分ける?
ボンベを軽く振ってみてください。液体の音がすれば、中身が残っています。「シャカシャカ」「タプタプ」という音は、液化ガスが残っているサインです。
音がしなくなるまで、コンロで使い切るか、ガス抜きをします。ガス抜きの後も、振って音がしないか確かめてください。音がする場合は、もう一度ガスを出してから捨てます。
この確認を省くと、収集の段階で事故につながる恐れがあります。音が止まったあとも、振って確かめるまでは出さないでください。
- ボンベを軽く振る
- 音がするかを耳で確かめる
- 音がしなくなるまで使い切るかガス抜きをする
- ガス抜き後にもう一度振って確かめる
- 音がする場合は、もう一度ガスを出す
| 振ったときの音 | 状態 | 次にすること |
|---|---|---|
| シャカシャカ・タプタプの音がする | 液化ガスが残っている | 音がしなくなるまで使い切るかガス抜きをする |
| 液体の音がしない | 残っているガスの音は確認できない | ガス抜きの後も振って確かめてから出す |
残ったガスはどう抜く?安全な手順は?
ガス抜きは、火気のない、風通しのよい屋外で行います。屋内でのガス抜きは、引火や爆発の恐れがあり大変危険です。
ガスは可燃性です。わずかな火花や静電気でも引火し得るため、作業の前に周囲に火の気がないか確かめてください。また、人通りの多い場所や、密閉された場所では行わないでください。
ボンベの付属品や市販のガス抜き用品があれば、それを使います。用品がない場合は、キャップを外し、先端を硬い地面に押し当てて出します。作業中は顔を近づけず、距離を保ちます。
判断の分かれ目は、用品があるかどうかです。用品がある場合は説明書どおりに使い、用品がなければ上の方法で出します。ガスが出る音がしなくなるまで待ち、終わったら振ってガスが残っていないか確かめてください。
- 火気のない、風通しのよい屋外を選ぶ
- 周囲に火の気や火花の出るものがないか確かめる
- 付属品や市販のガス抜き用品があればそれを使う
- 用品がなければキャップを外し、先端を硬い地面に押し当てる
- 作業中は顔を近づけず、距離を保つ
- ガスが出る音がしなくなるまで待つ
- 終わったら振って、ガスが残っていないか確かめる
捨てる前にボンベに穴を開けてもいい?
かつては、穴を開けて捨てるのが一般的でした。しかし、穴あけ中の引火事故があり、現在は開けないよう案内する例が多くなっています。
ガスが残った状態で開けると、爆発や引火の危険が高まります。工具で無理に開けると、けがをする恐れもあります。
一部の自治体では、今も穴あけを求めています。穴あけの要否は自己判断せず、お住まいの地域の案内に従ってください。穴あけを求める案内があっても、中身が残った状態で開けてはいけません。
どのごみとして、どう出せばいい?
区分は自治体によって異なります。区分の例は、スプレー缶類、不燃ごみ、有害危険ごみなどです。どれに当たるかは、お住まいの自治体の案内で決めてください。
出し方も地域で違います。他のごみと袋を分けて出すよう求める自治体や、透明または半透明の袋に入れて出す自治体があります。
中身が残る場合は、その旨を表示して出すよう求める例もあります。ガス抜きをせず、指定の場所へ持ち込むよう案内する地域もあります。案内が持ち込みなら、家では抜かず、案内どおりに持ち込んでください。
一度に出す量は、できるだけ少なくしましょう。
| 確認すること | 見る場所 | 例 |
|---|---|---|
| 区分 | 自治体のごみ分別の案内 | スプレー缶類・不燃ごみ・有害危険ごみなど |
| 袋 | 収集の案内 | 他のごみと分ける・透明か半透明の袋 |
| 残ったガスの扱い | 収集の案内 | 表示して出す・ガス抜きせず持ち込む |
| 出す量 | 収集の案内 | 一度にできるだけ少なく |
古い・さびたカセットガスはどうする?
使用の目安は、製造から約7年とされています。製造年月は、ボンベ本体の缶底などに表示されています。
期限内でも、保管状況が悪いとガス漏れの恐れがあります。内部のパッキンなどが劣化し、ガス漏れにつながることもあります。未使用でも、古くなると安全性は下がります。
製造から7年以内でも、保管状況が悪ければ危険があります。年数だけでなく、ボンベの状態を見て判断してください。
次のような状態のボンベは使わず、処分の相談をしてください。さびや変形があるものは、無理にガス抜きをしないでください。
- 変形やゆがみがある
- 接続部にさびがある
- 先端にさびがある
- 缶全体にさびがある
ガス抜きが不安・使い切れないときの相談先は?
自分で抜けないときは、まずお住まいの自治体のごみ担当窓口に、出し方を問い合わせてください。製造事業者や業界団体の相談窓口でも、処分方法を確認できます。
相談窓口が、ボンベの回収そのものを行うとは限りません。一部のメーカーには回収の窓口がありますが、条件が付く場合があります。さびたものは回収の対象外となる例もあります。
ガス抜きに不安があれば、不用品回収業者に依頼する方法もあります。ただし、依頼の前に、対応できる品物かどうかと料金を確かめてください。ガス抜きが怖いときは、無理に自分で行わず、ここで挙げた窓口に相談してください。
| 相談先 | 聞くこと | 注意点 |
|---|---|---|
| 自治体のごみ担当窓口 | 出し方・区分・持ち込み先 | 回収そのものを行うとは限らない |
| 製造事業者・業界団体の相談窓口 | 処分方法 | 回収に条件が付く場合がある |
| 不用品回収業者 | 対応できる品物か・料金 | 依頼の前に確かめる |
やってはいけない捨て方と、よくある失敗は?
次の行動は、事故につながるため避けてください。
よくある失敗は、音が止まったから大丈夫だと思い込むことです。音が止まっても、振って音がないことを確かめるまでは出さないでください。
もう一つの失敗は、昔の案内のまま穴を開けてしまうことです。出す前に、お住まいの自治体の案内とボンベの注意書きを確認してください。
- 中身が残ったまま、普通のごみに混ぜて出す
- ボンベに穴を開ける
- 閉め切った屋内でガスを出す
- 人通りの多い場所や、密閉された場所でガス抜きをする
- 火気や静電気の起きやすい場所の近くで作業する
- ガス抜きの音が止まっても、振って確かめるまで出す
よくある質問
中身が残ったまま出してもいいですか?
いいえ。収集車や処理施設で火災や爆発の恐れがあるため、中身を使い切ってから出してください。
ガス抜きは家の中でしてもいいですか?
屋内でのガス抜きは、引火や爆発の恐れがあり大変危険です。火気のない風通しのよい屋外で行ってください。
穴を開けて捨ててもいいですか?
現在は穴を開けないよう案内する自治体が多いです。一部の自治体では今も穴あけを求めているため、お住まいの地域の案内で確かめてください。
カセットガスの使用期限はありますか?
使用の目安は製造から約7年とされています。製造年月は、ボンベ本体の缶底などに表示されています。
用品がないときのガス抜きはどうすればいいですか?
キャップを外し、先端を硬い地面に押し当てて出します。作業中は顔を近づけず、ガスが出る音がしなくなるまで待ってください。
さびているカセットガスはどうすればいいですか?
接続部や先端、缶全体にさびがあるものは使わないでください。無理にガス抜きをせず、自治体の窓口などに相談してください。
どこに問い合わせればいいですか?
まずお住まいの自治体のごみ担当窓口に、出し方を問い合わせてください。窓口がボンベの回収そのものを行うとは限りません。