カセットガスの捨て方は?使い切ってからガス抜きし、自治体のルールで出す

カセットガスの捨て方は、中身を使い切ってから、お住まいの自治体の分別ルールに従って出すのが基本です。残ったガスは、火気のない風通しのよい屋外で抜き、穴は開けません。ガス抜きが不安なときや、さびや変形があるときは、自治体やメーカー・業界団体に相談してください。

カセットガスの捨て方の流れカセットガスの捨て方の流れ1中身を振って確かめる2音がしたら屋外でガス抜き3振って音がないか確認4自治体の分別ルールに従って出す
カセットガスの捨て方の流れ

カセットガスの捨て方の基本は?

カセットガスの捨て方の基本は、次の3つです。

中身が残ったまま出すのは危険です。収集車や処理施設で、火災や爆発の恐れがあります。コンロに付けて使い切れば、そのまま出せる状態になります。

出し方や収集区分は自治体ごとに違います。出す前に、市区町村のホームページやごみ分別の案内で確かめてください。現在は、穴を開けずに出すよう案内する自治体が多くなっています。

  • 中身を使い切る
  • お住まいの自治体のルールに従う
  • 穴は開けない

中身が残っているかはどう見分ける?

ボンベを軽く振ってみてください。液体の音がすれば、中身が残っています。「シャカシャカ」「タプタプ」という音は、液化ガスが残っているサインです。

音がしなくなるまで、コンロで使い切るか、ガス抜きをします。ガス抜きの後も、振って音がしないか確かめてください。音がする場合は、もう一度ガスを出してから捨てます。

この確認を省くと、収集の段階で事故につながる恐れがあります。音が止まったあとも、振って確かめるまでは出さないでください。

  • ボンベを軽く振る
  • 音がするかを耳で確かめる
  • 音がしなくなるまで使い切るかガス抜きをする
  • ガス抜き後にもう一度振って確かめる
  • 音がする場合は、もう一度ガスを出す
振ったときの音状態次にすること
シャカシャカ・タプタプの音がする液化ガスが残っている音がしなくなるまで使い切るかガス抜きをする
液体の音がしない残っているガスの音は確認できないガス抜きの後も振って確かめてから出す

残ったガスはどう抜く?安全な手順は?

ガス抜きは、火気のない、風通しのよい屋外で行います。屋内でのガス抜きは、引火や爆発の恐れがあり大変危険です。

ガスは可燃性です。わずかな火花や静電気でも引火し得るため、作業の前に周囲に火の気がないか確かめてください。また、人通りの多い場所や、密閉された場所では行わないでください。

ボンベの付属品や市販のガス抜き用品があれば、それを使います。用品がない場合は、キャップを外し、先端を硬い地面に押し当てて出します。作業中は顔を近づけず、距離を保ちます。

判断の分かれ目は、用品があるかどうかです。用品がある場合は説明書どおりに使い、用品がなければ上の方法で出します。ガスが出る音がしなくなるまで待ち、終わったら振ってガスが残っていないか確かめてください。

  • 火気のない、風通しのよい屋外を選ぶ
  • 周囲に火の気や火花の出るものがないか確かめる
  • 付属品や市販のガス抜き用品があればそれを使う
  • 用品がなければキャップを外し、先端を硬い地面に押し当てる
  • 作業中は顔を近づけず、距離を保つ
  • ガスが出る音がしなくなるまで待つ
  • 終わったら振って、ガスが残っていないか確かめる

捨てる前にボンベに穴を開けてもいい?

かつては、穴を開けて捨てるのが一般的でした。しかし、穴あけ中の引火事故があり、現在は開けないよう案内する例が多くなっています。

ガスが残った状態で開けると、爆発や引火の危険が高まります。工具で無理に開けると、けがをする恐れもあります。

一部の自治体では、今も穴あけを求めています。穴あけの要否は自己判断せず、お住まいの地域の案内に従ってください。穴あけを求める案内があっても、中身が残った状態で開けてはいけません。

どのごみとして、どう出せばいい?

区分は自治体によって異なります。区分の例は、スプレー缶類、不燃ごみ、有害危険ごみなどです。どれに当たるかは、お住まいの自治体の案内で決めてください。

出し方も地域で違います。他のごみと袋を分けて出すよう求める自治体や、透明または半透明の袋に入れて出す自治体があります。

中身が残る場合は、その旨を表示して出すよう求める例もあります。ガス抜きをせず、指定の場所へ持ち込むよう案内する地域もあります。案内が持ち込みなら、家では抜かず、案内どおりに持ち込んでください。

一度に出す量は、できるだけ少なくしましょう。

確認すること見る場所例
区分自治体のごみ分別の案内スプレー缶類・不燃ごみ・有害危険ごみなど
袋収集の案内他のごみと分ける・透明か半透明の袋
残ったガスの扱い収集の案内表示して出す・ガス抜きせず持ち込む
出す量収集の案内一度にできるだけ少なく

古い・さびたカセットガスはどうする?

使用の目安は、製造から約7年とされています。製造年月は、ボンベ本体の缶底などに表示されています。

期限内でも、保管状況が悪いとガス漏れの恐れがあります。内部のパッキンなどが劣化し、ガス漏れにつながることもあります。未使用でも、古くなると安全性は下がります。

製造から7年以内でも、保管状況が悪ければ危険があります。年数だけでなく、ボンベの状態を見て判断してください。

次のような状態のボンベは使わず、処分の相談をしてください。さびや変形があるものは、無理にガス抜きをしないでください。

  • 変形やゆがみがある
  • 接続部にさびがある
  • 先端にさびがある
  • 缶全体にさびがある

ガス抜きが不安・使い切れないときの相談先は?

自分で抜けないときは、まずお住まいの自治体のごみ担当窓口に、出し方を問い合わせてください。製造事業者や業界団体の相談窓口でも、処分方法を確認できます。

相談窓口が、ボンベの回収そのものを行うとは限りません。一部のメーカーには回収の窓口がありますが、条件が付く場合があります。さびたものは回収の対象外となる例もあります。

ガス抜きに不安があれば、不用品回収業者に依頼する方法もあります。ただし、依頼の前に、対応できる品物かどうかと料金を確かめてください。ガス抜きが怖いときは、無理に自分で行わず、ここで挙げた窓口に相談してください。

相談先聞くこと注意点
自治体のごみ担当窓口出し方・区分・持ち込み先回収そのものを行うとは限らない
製造事業者・業界団体の相談窓口処分方法回収に条件が付く場合がある
不用品回収業者対応できる品物か・料金依頼の前に確かめる

やってはいけない捨て方と、よくある失敗は?

次の行動は、事故につながるため避けてください。

よくある失敗は、音が止まったから大丈夫だと思い込むことです。音が止まっても、振って音がないことを確かめるまでは出さないでください。

もう一つの失敗は、昔の案内のまま穴を開けてしまうことです。出す前に、お住まいの自治体の案内とボンベの注意書きを確認してください。

  • 中身が残ったまま、普通のごみに混ぜて出す
  • ボンベに穴を開ける
  • 閉め切った屋内でガスを出す
  • 人通りの多い場所や、密閉された場所でガス抜きをする
  • 火気や静電気の起きやすい場所の近くで作業する
  • ガス抜きの音が止まっても、振って確かめるまで出す

よくある質問

中身が残ったまま出してもいいですか?

いいえ。収集車や処理施設で火災や爆発の恐れがあるため、中身を使い切ってから出してください。

ガス抜きは家の中でしてもいいですか?

屋内でのガス抜きは、引火や爆発の恐れがあり大変危険です。火気のない風通しのよい屋外で行ってください。

穴を開けて捨ててもいいですか?

現在は穴を開けないよう案内する自治体が多いです。一部の自治体では今も穴あけを求めているため、お住まいの地域の案内で確かめてください。

カセットガスの使用期限はありますか?

使用の目安は製造から約7年とされています。製造年月は、ボンベ本体の缶底などに表示されています。

用品がないときのガス抜きはどうすればいいですか?

キャップを外し、先端を硬い地面に押し当てて出します。作業中は顔を近づけず、ガスが出る音がしなくなるまで待ってください。

さびているカセットガスはどうすればいいですか?

接続部や先端、缶全体にさびがあるものは使わないでください。無理にガス抜きをせず、自治体の窓口などに相談してください。

どこに問い合わせればいいですか?

まずお住まいの自治体のごみ担当窓口に、出し方を問い合わせてください。窓口がボンベの回収そのものを行うとは限りません。

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