ファンヒーターの処分は灯油を抜いてから。抜き方と出し方を解説

ファンヒーターの処分では、灯油を抜いてから出すのが基本です。灯油が残っていると、粗大ごみとして回収されなかったり、火災などの事故につながったりするおそれがあります。抜いた灯油は家庭ごみにできないため、ガソリンスタンドや灯油販売店に相談します。

ファンヒーターの処分の流れファンヒーターの処分の流れ1灯油を抜く2抜いた灯油を販売店へ相談3乾電池を取り出す4自治体に粗大ごみを申込5処理券を貼って指定日に出す
ファンヒーターの処分の流れ

ファンヒーターは灯油を抜かずに出してもよい?

いいえ。石油ファンヒーターは、灯油を抜いてから出すのが基本です。灯油が残ったままだと、粗大ごみとして回収されません。

灯油は引火しやすい危険物です。残っていると、火災や爆発など重大な事故につながるおそれがあります。安易に捨てると環境汚染の原因にもなります。自治体は灯油を処理できないため、タンクを空にしてから出す必要があります。

自治体の例を見ると、横浜市は灯油を粗大ごみの収集対象外としており、石油類を抜いて出すよう案内しています。神戸市もファンヒーターを大型ごみとしたうえで、灯油は抜いて販売店などへ相談するよう案内しています。ストーブやこたつなど、ほかの冬物暖房も同じ考え方で処分します。

灯油はどうやって抜く?

まず、給油タンクを本体から外します。電源が入るか、入らないかで、抜き方が変わります。

電源が入る場合は、換気のよい場所で点火して使い切る方法もあります。電源が入らない場合や故障している場合は、ポンプで手動で抜き取ります。

給油タンクを外しても、本体内部に灯油が残っていることがあります。傾けたりポンプで吸ったりして、できる限り取り除いてください。

  • 給油タンクを本体から外し、灯油ポンプで別の容器に移す
  • 本体内部に残った灯油を、傾けるかポンプで吸って取り除く
  • 使い切る場合は、周囲に燃えやすいものがないことを確認する
  • 灯油ポンプはホームセンターなどで購入できる
  • 抜いた灯油は、密閉できる専用の容器に入れて保管する
  • 運ぶときは横倒しにせず、灯油が漏れないよう事前にしっかり抜く

抜いた灯油・余った灯油はどこへ出せばよい?

灯油は家庭ごみとして、そのまま捨てることはできません。下水や川に流したり、土に流したり埋めたりしてはいけません。環境汚染や火災の原因になります。

ガソリンスタンドが引き取る場合がありますが、有料のところや引き取れないところもあります。持ち込む前に、電話で引き取りの可否や条件を確認してください。灯油販売店や廃油回収業者が引き取りに応じる場合もあります。

灯油の量・状態行き先の目安
抜いた灯油(まとまった量)ガソリンスタンドや灯油販売店に電話で相談する
ごく少量紙や布に吸わせて可燃ごみにできる自治体もある。出す前に自治体のルールを確認する
新しい灯油が余っている他の暖房器具などで使い切る
前シーズンから残った古い灯油不調や異常燃焼の原因になるため使わない。販売店や廃油回収業者に相談する

灯油のほかに、出す前にやることは?

灯油を抜いたあとも、出す前に確認することがあります。機種によって違うので、ひとつずつ見てください。

乾電池を入れたままにすると、液漏れや発火、回収時の事故の原因になります。ガス式の場合は、ボンベを付けたまま捨てると爆発の危険があります。

  • 乾電池が入っている機種は、取り出してから出す
  • 取り出した乾電池は、自治体の分別ルールに従って別に出す
  • カセットボンベ式のガスファンヒーターは、ボンベを外して使い切る
  • 本体やフィルターのホコリを軽く掃除する
  • お住まいの自治体のごみ区分を、事前に確認する

ファンヒーター本体は何ごみ?どう出す?

ファンヒーターは、多くの自治体で粗大ごみ扱いになります。目安は一辺30cm超ですが、基準や区分は自治体ごとに異なります。手数料も自治体で違います。

最新のルールは、お住まいの自治体の公式サイトやコールセンターで確認してください。

ファンヒーターは家電リサイクル法の対象品目に含まれません。家電リサイクル法の対象はエアコン、テレビ、冷蔵庫と冷凍庫、洗濯機と衣類乾燥機です。そのため、ファンヒーターは自治体の粗大ごみの申込みで出すのが一般的です。自治体によっては、処理施設へ自分で持ち込める場合もあります。

  • 電話かネットで粗大ごみを申し込む
  • 処理券を購入して、本体に貼る
  • 指定日に、自宅前や集積所など指定の場所へ出す
  • 申込みから収集まで、1〜2週間ほどかかることが多い

自治体以外に、引き取ってもらう方法はある?

収集まで待てない場合や、ほかの不用品もまとめて処分したい場合は、ほかの方法も選べます。それぞれ条件が違うので、比べてから決めてください。

家電量販店は、買い替え時に古い製品を引き取る場合があります。ただし、購入が条件のことが多いので、事前に確認してください。不用品回収業者は自宅まで引き取りに来てくれて、他の不用品とまとめて頼めます。灯油が残った状態でも相談できる業者もあります。

  • 無許可の回収業者は避け、許可の有無を自分で確認する
  • 料金の内訳を事前に確認し、追加請求のトラブルを防ぐ
  • 複数の業者から見積もりを取って比べると、安心して選べる
方法特徴注意点
家電量販店買い替え時に古い製品を引き取る場合がある購入が条件のことが多いので事前に確認する
不用品回収業者自宅まで引き取りに来てくれる。他の不用品とまとめて頼める許可の有無と料金の内訳を事前に確認する

まだ使えるファンヒーターは売れる?

動作に問題がなければ、売却できる可能性があります。売る方法には、店頭への持ち込み、出張で引き取ってもらう方法、宅配、フリマアプリなどがあります。

製造から年数が短いほど、評価されやすくなります。寒くなる前の時期に出すと売りやすいとされています。自治体のごみとして出した後では、査定できません。そのため、処分する前に売れるかどうかを先に確かめてください。

  • メーカー、型番、製造年を、本体のラベルで確認する
  • 点火などの動作状態を確認する
  • 取扱説明書や箱などの付属品を揃える
  • 掃除をして、きれいな状態にしておく

処分と買い替え、どう見分ける?

石油ファンヒーターの寿命の目安は、おおむね8年前後です。製造年は、本体の側面や背面にある銘板ラベルで確認できます。古い機種は、修理しても再び不具合が出る可能性があります。

エラー表示は、フィルターの目詰まりでも出ます。まず掃除を試してください。炎が大きくなったり、バーナーが赤くなったりするときは、異常のサインです。異音や異臭がするときも、使用を中止してください。危険な症状が出たら、処分を検討しましょう。

見られるサイン対応の目安
エラー表示が繰り返されるまず掃除を試す。直らなければ買い替えを考える
電源が入らないコードの断線が疑われるので、コードを確認する
炎が大きくなる、バーナーが赤くなる異常のサイン。使用を中止して相談する
異音や異臭がする使用を中止する

故障して動かない・灯油が抜けないときはどうする?

電源が入らなくても、給油タンクからポンプで灯油を抜けます。本体内部に残った灯油は、傾けたりポンプで吸ったりして抜いてください。

運搬中に灯油がこぼれないよう、事前にしっかり抜いておくことが大切です。横倒しにして運ぶと、灯油が漏れる原因になります。

灯油が抜けきらない場合は、回収業者に相談できることがあります。業者に頼むときは、灯油が残っている状態を事前に伝えてください。迷ったら、自治体の窓口に問い合わせるのが確実です。

  • 電源が入らなくても、給油タンクからポンプで抜く
  • 本体内部の灯油は、傾けるかポンプで吸って抜く
  • 横倒しにして運ばない
  • 抜けきらないときは、灯油が残っていることを伝えて回収業者に相談する
  • 迷ったら、自治体の窓口に問い合わせる

よくある失敗は?

灯油が残ったまま出してしまうと、回収されなかったり、事故のおそれが出たりします。次のような失敗に注意してください。

料金の内訳を見ずに業者へ依頼すると、追加請求のトラブルになることがあります。無許可の業者に頼むと、トラブルのもとになります。

  • 灯油を抜かずに粗大ごみに出して、回収されない
  • 灯油を流しに捨てる
  • 乾電池を入れたまま出す
  • 他の自治体の情報をそのまま使い、お住まいの区分を確認しない
  • 料金の内訳を確認せずに業者に頼み、あとで追加請求される
  • 無許可の回収業者に頼む

よくある質問

灯油が少し残っていても出せますか?

残っていると、粗大ごみとして回収されません。ごく少量なら、紙や布に吸わせて可燃ごみにできる自治体もあるので、出す前に自治体のルールを確認してください。

灯油を流してもいいですか?

いいえ。下水や川に流したり、土に流したり埋めたりしてはいけません。環境汚染や火災の原因になります。

電源が入らないファンヒーターでも灯油は抜けますか?

給油タンクからポンプで抜けます。本体内部に残った灯油は、傾けたりポンプで吸ったりして取り除いてください。

粗大ごみの申込みから回収まではどのくらいかかりますか?

1〜2週間ほどかかることが多いです。詳しい日程は、お住まいの自治体に確認してください。

家電量販店で引き取ってもらえますか?

買い替え時に引き取る場合がありますが、購入が条件のことが多いです。事前に店に確認してください。

乾電池は本体と一緒に出してもいいですか?

取り出してから、自治体の分別ルールに従って別に出してください。

前シーズンの古い灯油は使ってもいいですか?

使わないでください。不調や異常燃焼の原因になります。販売店や廃油回収業者に相談してください。

ファンヒーターは家電リサイクル法の対象ですか?

対象ではありません。対象はエアコン、テレビ、冷蔵庫と冷凍庫、洗濯機と衣類乾燥機です。

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捨てる前に、買取査定という選択肢があります

粗大ごみに出す前や、回収を頼む前に一度ご確認ください。 家具・家電・不用品の中に、値段が付く物が混ざっていることがあります。 査定額を見てから、売るか手放すかを決められます。出張費・査定費・キャンセル料は0円です。

買取できない物の回収は、許可を持つ提携事業者へお取り次ぎします。 内容により有料になる場合があり、料金は作業前に必ずお見積りをご提示します。

送信いただいた内容は査定のご連絡にのみ使用します。 運営:株式会社LINKBANK/古物商許可 埼玉県公安委員会 第431270050713号