業務用冷蔵庫の処分はどうする?廃棄の流れと業者の選び方、売れる場合の判断まで

業務用として作られた冷蔵庫は産業廃棄物にあたり、家電リサイクル法の対象外が基本です。産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に頼み、フロン類の回収まで含めて処理してもらいます。事業所で使っていても家庭用タイプなら、家電リサイクル法の流れで処分します。まだ使える状態なら売る選択肢もあり、その場合は古物商の許可の有無を確かめてから頼みます。

業務用冷蔵庫の処分の流れ業務用冷蔵庫の処分の流れ1依頼前に見積もりを取る2中身を出して電源を切る3霜取り・水抜きをする4機器を搬出して運ぶ5フロン類を使う機器は回収する6解体・処理
業務用冷蔵庫の処分の流れ

業務用冷蔵庫は粗大ごみや家庭ごみで捨てられる?

結論から言うと、業務用冷蔵庫は粗大ごみや家庭ごみの出し方では捨てられません。事業活動で使った冷蔵庫の廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)で産業廃棄物にあたるからです。

産業廃棄物は、出した事業者が責任を持って処理する決まりです。つまり、業務用冷蔵庫の処分は、店や会社が最後まで責任を持つ仕事になります。

特に注意したいのは、許可のない業者に頼むことです。不法投棄につながる恐れがあります。

「無料で回収します」とうたう無認可の業者も避けてください。不法投棄の恐れがあります。回収を頼んだあとも、排出した側の責任は残ります。

なお、家庭用として作られた冷蔵庫は、扱いが変わります。くわしくは次の節で説明します。

  • 業務用冷蔵庫は産業廃棄物として扱う
  • 家庭ごみや粗大ごみの出し方では捨てない
  • 許可のない業者や無料回収をうたう業者は避ける
  • 回収を頼んだあとも排出者の責任は残る

店で使っていた家庭用タイプの冷蔵庫は、どちらの扱いになる?

冷蔵庫と冷凍庫は、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象品目に定められています。ただし、対象になるのは家庭用として作られた機器です。

業務用として作られた冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象外が基本です。どこで使ったかではなく、作られた目的で分けて考えるのがポイントです。

事業所で使っていても、家庭用タイプなら家電リサイクル法の流れで処分します。排出者が事業者でも、リサイクル料金と収集運搬料金を負担します。

引き取ってもらうには、販売店に依頼するか、指定引取場所へ持ち込みます。見分けがつかないときは、製造者や販売店に確認してください。

種類扱い引取りの流れ
業務用として作られた冷蔵庫産業廃棄物。家電リサイクル法の対象外が基本産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に依頼
家庭用として作られた冷蔵庫(事業所で使用)家電リサイクル法の流れで処分販売店への依頼か指定引取場所への持込み

業務用冷蔵庫の廃棄は、どんな流れで進む?

依頼から処理までは、おおむね次の流れです。フロン類を使う機器では、処理の途中でフロン類の回収が入ります。

入口はほかにもあります。買い替えなら、販売店やメーカーの引取りを選べることがあります。不用品回収業者でも、産業廃棄物の許可があれば事業所の機器を引き取れます。

  • 産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に依頼する
  • 見積もりで費用と作業内容を確かめる
  • 機器を搬出し、運搬して処理施設へ渡す
  • フロン類を使う機器は、回収してから解体・処理される

処分の前に、何を準備しておけばよい?

当日までにやることは、順番が大切です。中身を出す、電源を切る、霜取りと水抜きをする、経路を確認する、の順に進めます。

大型のものは重く、搬出に時間と人手がかかります。搬出の経路を先に確認しておきましょう。

  • 庫内の食品や中身を、すべて出して空にする
  • 電源は早めに切り、霜取りをして庫内を乾かす
  • 水抜きをして、運ぶときの水こぼれを防ぐ
  • 製氷機の氷や給水タンクの水も、事前に捨てておく
  • 設置場所から出口までの経路と出入口の幅を確認する

まだ使える業務用冷蔵庫は、売れる?

使える状態なら、売ることで処分費用を抑えられることがあります。売れるかどうかは、動作、冷え方、年式、外観、メーカーで決まります。

特に大事なのは、動作が正常で、きちんと冷えることです。年式が新しいほど売れやすく、外観がきれいだと評価されやすくなります。メーカーやモデルの需要によって、評価も変わります。

閉店や移転のときは、売れるものを有価物として手放す手もあります。金額は現物を見てから決まります。

出張買取なら、ご自宅や店舗などへ伺って査定します。持込みの店舗はありません。中古で引き取る業者を使う場合は、古物商の許可があるかを確かめてください。

  • 動作が正常で、きちんと冷えるか
  • 年式は新しいか
  • 外観に大きな傷や汚れはないか
  • メーカーやモデルの需要があるか

売れない冷蔵庫は、どうすればよい?

売れるのは、基本的に使える状態のものです。故障品や古いものは、売れない対象になりやすいです。

売れない場合は、産業廃棄物の許可を持つ業者に処分を依頼します。買取は、廃棄物の収集運搬とは別の流れです。

閉店や移転では、売れるものと処分するものをまとめて相談できる場合があります。複数台や他の厨房機器も、まとめて見てもらえることがあります。

判断の分かれ目は、冷えるかどうかです。冷えるけれど傷が大きい機器は、現物で見てもらうと判断しやすくなります。冷えないものは、処分の流れになりやすいです。

  • 冷えない・動かない機器は、廃棄の流れになりやすい
  • 古い機器は、売れない対象になりやすい
  • 売れる物と処分する物を分けて相談する

処分費用は、何で決まる?

費用は、機器の大きさと重さで変わります。搬出が難しい場所では、費用が増えることもあります。

業務用の産業廃棄物の処理と、家庭用タイプの家電リサイクルでは、費用の決まり方が違います。家庭用タイプは、リサイクル料金と収集運搬料金の2種類がかかります。収集運搬料金は、依頼先によって異なります。

売れる物なら、買取が成立すれば処分費用がかからない場合もあります。ただし、無料をうたう回収は不法投棄の恐れがあるので注意してください。

判断の分かれ目は、搬出の手間です。見積もりを取り、内訳を確かめてから頼みましょう。

  • 機器の大きさと重さ
  • 搬出の難しさ(階段や狭い通路など)
  • 家庭用タイプはリサイクル料金と収集運搬料金
  • 見積もりの内訳(作業内容・搬出の範囲)

頼む業者は、どう見分ければよい?

依頼先は、廃棄を頼むか、売るかで確かめる許可が違います。廃棄なら産業廃棄物収集運搬業の許可、売るなら古物商の許可を確かめます。

不用品回収業者を選ぶなら、産業廃棄物の許可を持つ業者にしてください。

判断の分かれ目は、許可の種類です。売る目的の業者に廃棄まで任せてよいかは、許可の範囲を確かめてから決めてください。

  • 廃棄を頼むなら、産業廃棄物収集運搬業の許可があるか
  • 許可番号や許可証が表示されているか
  • 売る目的なら、古物商の許可があるか
  • 極端に安い、または無料の回収は避ける
  • 見積もりは書面などで内訳を確かめる
  • 買い替えなら、販売店やメーカーの引取り条件も比べる

よくある失敗は?

どれも、事前に許可と見積もりを確かめれば防げます。中身を空にしてから当日を迎えるだけでも、作業が止まる事態を減らせます。

  • 家庭ごみや粗大ごみとして出そうとして、受け付けてもらえない
  • 無料回収の業者に任せ、不法投棄の恐れを招く
  • 中身を出さずに当日を迎え、運べない
  • 見積もりを取らず、後から費用の追加を求められる
  • 売れるかどうかを確かめずに、そのまま処分してしまう

よくある質問

業務用冷蔵庫は、自治体の粗大ごみで出せますか?

業務用として作られた冷蔵庫は産業廃棄物にあたるため、粗大ごみの出し方では捨てられません。迷ったら自治体の窓口で確かめてください。

家庭用の冷蔵庫を店で使っていた場合は、どう処分しますか?

家電リサイクル法の流れで処分します。販売店に依頼するか、指定引取場所へ持ち込みます。

無料で引き取ってくれる業者は使ってもいいですか?

無認可の業者は不法投棄の恐れがあるので避けてください。許可を確かめてから頼みましょう。

売れるかどうかは、どこで決まりますか?

動作、冷え方、年式、外観、メーカーで決まります。金額は現物を見てから決まります。

故障していても処分できますか?

はい、できます。産業廃棄物の許可を持つ業者に、廃棄の流れで依頼します。

見積もりでは何を確かめればいいですか?

費用の内訳、作業内容、搬出の範囲、フロン類の回収の扱いを確かめてください。

電源は、いつ切ればいいですか?

中身を出したあとに、早めに切ります。切ったら霜取りをして、庫内を乾かします。

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捨てる前に、買取査定という選択肢があります

粗大ごみに出す前や、回収を頼む前に一度ご確認ください。 家具・家電・不用品の中に、値段が付く物が混ざっていることがあります。 査定額を見てから、売るか手放すかを決められます。出張費・査定費・キャンセル料は0円です。

買取できない物の回収は、許可を持つ提携事業者へお取り次ぎします。 内容により有料になる場合があり、料金は作業前に必ずお見積りをご提示します。

送信いただいた内容は査定のご連絡にのみ使用します。 運営:株式会社LINKBANK/古物商許可 埼玉県公安委員会 第431270050713号