使い終わった古いバッテリーは捨てるだけじゃない!高価買取になる方法とは?

身近なバッテリーと言えば、モバイルバッテリーが挙げられます。
モバイルバッテリーには寿命があるので、使い終わったものや古いものは捨てる選択が一般的です。
しかし、他のごみと比べて使い終わったもの・古いバッテリーはどのように捨てると良いのか分からない方も多いでしょう。
また、使い終わった・古いバッテリーも捨てる以外に高価買取してもらえる可能性もあります。
そこで今回は、使い終わった古いバッテリーを捨てる方法と高価買取のポイントをご紹介しましょう。

2種類のモバイルバッテリーの特徴

スマホやタブレットなどを充電できるモバイルバッテリーには、充電タイプと乾電池タイプの2種類が存在します。
使い終わったバッテリーを捨てる方法や高価買取のコツを知る前に、それぞれの特徴を見ていきましょう。

・充電タイプ
スマホやノートパソコンなどのバッテリーと同じリチウムイオン電池など、電気を溜められる内蔵されているタイプです。
ケーブルとコンセントをつなげるだけでバッテリー本体に蓄電でき、何回も充電ができる大容量タイプが充実しています。

・乾電池タイプ
乾電池タイプは、単四電池などを2~4本入れて使うバッテリーです。
充電タイプのようにバッテリー本体に蓄電性能はなく、電池の電力を直接スマホなどの端末に送るという形になっています。
最近は大容量のバッテリーを内蔵する機器が多いため、乾電池式ではフル充電ができなかったり、充電できる回数が少なかったりする場合があります。
しかし、電源を必要としないため、停電など非常時に役立つことがメリットです。

電池タイプは電池を交換すれば繰り返し使うことが可能です。
一方、充電タイプの場合、繰り返し使ったことでリチウムイオン電池の劣化が進み、寿命を迎えるとバッテリーの機能を果たさなくなります。
つまり使い終わった状態となってしまうので捨てる必要があります。

使い終わった古いバッテリーを捨てる方法

使い終わった古いバッテリーは捨てる方法に厳しいルールが存在します。
では、どのように捨てるのか、充電タイプと乾電池タイプそれぞれを捨てる方法を解説します。

・使い終わった古い充電タイプバッテリーを捨てる方法

電池を内蔵する充電タイプの古いバッテリーは、発火の恐れがあるので自治体のほとんどでは、一般ごみで捨てることができません。
主流になっているリチウムイオン電池は、資源有効利用促進法では小型充電式電池に分類されます。
法律により小型電池式電池はメーカーでの回収が基本で、使い終わった古いバッテリーを捨てる方法には3つの方法があります。

①自治体の回収ボックスで捨てる
自治体によっては指定の施設などに回収ボックスを設けている場合があります。
設置されたボックスの中に使い終わった古いバッテリーを入れれば処分完了です。

②家電量販店で捨てる
家電量販店ではリサイクルボックスが設置されています。
自治体の回収ボックス同様に、使い終わった古いバッテリーをそのまま入れてください。

③携帯ショップで捨てる
携帯ショップでも使い終わった古いバッテリーの回収が行っています。
ただし、捨てるバッテリーを購入したお店でないと回収しない場合もあるので、事前に確認をとってください。
また、回収でも予約が必要なのかどうかも確認しておくと良いでしょう。

使い終わった古いバッテリーを捨てる時は、家電量販店か携帯ショップの利用が一般的となります。
捨てるモバイルバッテリーが大量にある場合、追加費用がかかる可能性があるので、事前にお店に問い合わせておくのが得策です。

・使い終わった古い乾電池タイプバッテリーを捨てる方法

次に使用しなくなった乾電池タイプの古いバッテリーを捨てる方法を見ていきます。
このタイプのバッテリーは乾電池を取り外すことができるので、まずは使い終わった乾電池を取り外します。
取り外したら使い終わった乾電池の電極線にセロハンテープなどを貼り付け、絶縁対策を取りましょう。
絶縁対策が必要な理由はごみに捨てる際、金属や他の電池の電極部と接触し、ショートを起こす可能性があるからです。
その後、電池は資源ごみや危険物など自治体が指定どおりの回収日に捨てるようにしてください。
乾電池は電気店や指定の施設でも回収を行っていることがあるので、すぐに捨てたい方は活用しましょう。
電池を外した本体は不燃ごみで捨てることができます。

古いモバイルバッテリーは高価買取できる場所とは?

古いモバイルバッテリーといっても、使い終わったものではなくまだ使える状態なら捨てるのはもったいないです。
比較的に状態が良く使用可能なバッテリーなら、古いものでも業者などで高価買取になる可能性があります。
では、具体的にどのような場所で高価買取が可能なのかご紹介しましょう。

・不用品買取業者で高価買取

不用品買取業者では主に家具や家電、使わない日用品を対象としていますが、古いバッテリーでも高価買取を行っているところも多いです。
買取に関する専門知識があるので、古いバッテリーもしっかり価値を付けてくれます。

・ネットオークションやフリマアプリで高価買取

古いバッテリーを気軽に売る方法にはネットオークションやフリマアプリの活用も挙げられます。
ネットオークションやフリマアプリは自分で価格を付けて売れるので、設定次第では高価買取が可能です。
そのため、不用品買取で高価買取にならず不満がある人に最適な方法と言えるでしょう。
ただし、古いバッテリーは新品のものと比べて売れ残りやすいので、高価買取につながりにくいところが欠点です。
また、使い終わってしまったバッテリーやそもそも壊れているバッテリーを、状態が良いと偽って売ると犯罪なので気を付けてください。
古いバッテリーは捨てるとお金にはなりませんが、買取が可能であれば得と言えます。
そのため、古いけどまだまだ使えるバッテリーであれば、捨てる以外に高価買取ができる業者に売ったり、出品したりすると良いでしょう。

古いモバイルバッテリーを高価買取してもらう注意点とコツ

古いモバイルバッテリーは高価買取が望めますが、売る際に注意点があります。
また、どうすれば古いバッテリーを高価買取にできるのか、そのコツも見ていきましょう。

・使い終わった古いバッテリーは買取対象外

高価買取ができる古いモバイルバッテリーは使用できるものに限られます。
そのため、内臓電池が劣化し、使い終わった状態の古いバッテリーは買取の対象から外れてしまいます。
フル充電できる回数が減った、すぐに充電が必要になる場合は内臓電池が劣化している可能性が高いので注意です。
もし高価買取にならないのであれば、回収してもらえるか聞いてみましょう。
不用品買取を行う業者の中には回収も行っている場合があるので、相談すると手間なく使い終わった古いモバイルバッテリーを捨てることができます。

・壊れていないか確認する

使い終わった状態であるだけではなく、壊れていないかも買取の条件です。
バッテリーは劣化により膨張などを起こしている場合があり、その場合は不良品となるので使い終わったものと同じく買い取ってもらえず、捨てる必要があります。
膨張や充電ができないなど大きな故障がなくても、表面に傷や汚れがないか確認することも重要です。
多少の傷や汚れなら買い取れないことはありませんが、状態が良いとは言えないので高価買取になりません。
落とせそうな汚れなら綺麗にした状態で出すと高価買取につながります。

・メーカー品は高価買取になる

モバイルバッテリーは家電量販店や携帯ショップだけでなく、コンビニや百均ショップなど身近な場所で購入できます。
しかし、使えるからと全ての商品が高価買取になるわけではありません。
特に安価のモバイルバッテリーは新品・古い関係なく、高価買取にならない傾向があります。
一方、高価買取に期待できるのはPanasonicやSonyといった大手メーカーです。
大手メーカーは品質も良く、知名度の高さから製品の安心感も強く、中古でも人気があります。
そのため、大手メーカー品でまだまだ使える古いモバイルバッテリーはあれば積極的に査定に出し、高価買取を狙ってみてください。

・軽量で大容量のものは高価買取になりやすい

モバイルバッテリーは持ち運びが前提なので、軽量なものは需要があります。
また、スマホなどを外出先でも長時間利用する人は多いので、携帯するモバイルバッテリーは大容量タイプが人気です。
持ち運びやすいサイズ感で大容量のものだと人気が集まるので、古いモバイルバッテリーでも高価買取に期待できます。

古いバッテリーを高価買取は保管と充電にも要注意

今は売る予定がなくても、今後モバイルバッテリーを売ると考えている際は、できるだけ劣化させないように保管や充電のタイミングに注意してください。

・高温多湿を避ける

モバイルバッテリーは精密機械と同じく高温多湿の環境に弱いです。
内蔵されるリチウムイオン電池は45℃を超えると発熱や発火のリスクが高まります。
また、水に触れるとショートし、それが原因で感電・発火を起こす事件も相次いでいるので注意です。
保管する際は湿気の多い場所や直射日光が当たる場所は避けるようにしてください。
また、カバンなどに入れる時は雨水に当たったり、ペットボトルの水滴などが付着したりしないように防水も必須です。

・残量が0%になる前に充電する

リチウムイオン電池は残量が全くない状態から充電すると過充電になってしまいます。
過充電も電池自体を劣化させる原因になるので要注意です。
残量が確認できるタイプであれば、0%になる前に充電して使うと劣化を遅くできます。
確認できないタイプの場合は、フル充電から何回使ったか把握しておくと充電のタイミングを見極められるでしょう。

モバイルバッテリーは使い続ければ寿命を迎えるので、使い終わったら捨てる必要があります。
捨てるのが面倒だからと使い終わったものをいつまでも溜め込んでもしょうがないので、自治体のルールに従って速やかに処分しましょう。
ただ、古いものでも高価買取できるケースがあります。
特に大手メーカー品で大容量だと古いバッテリーでも高価買取になりやすいです。
使い終わったものだと買取自体が難しいので、不要と判断した時点で査定に出してみましょう。
不用品買取を行う出張専門のリサイクルショップ エコスマイリー 出張買取&不用品買取では、古いバッテリーの高価買取や使い終わったバッテリーの回収が可能です。
もし使い終わった・古いバッテリーの処分に困っている方は、ぜひ活用してみてください。