デジカメは小さいゴミのためそのままゴミ袋へ入れて処分してしまえるのではないかと考えている方も多いですが、手順に従いリサイクルすることができるものです。ここではデジカメを処分する際の注意点について詳しく紹介していきます。
デジカメは小型家電
現在デジカメは気軽に購入することができるようになったため、家電であることを忘れてしまいがちです。しかしデジカメは小型家電に分類されますので、リサイクルすることができる家電です。
とは言うものの家電リサイクル法のように確実に処分方法が定められているわけではなく、不燃ごみとして捨ててしまうことができるもののリサイクルも行うことができるものということになります。環境のためを第一に考えるのであれば、出来るだけリサイクルすることをおすすめします。
例えば東京都大田区の場合では、ボックス回収やピックアップ回収にてデジカメをリサイクルとして処分することができます。
また東京都新宿区の場合では窓口回収となっています。
各自治体のデジカメの処分方法については環境省の小型家電リサイクル回収ポータルサイトにて確認することができるようになっています。
基本的にデジカメはボックス回収、ピックアップ回収、窓口回収、その他回収により回収されます。ボックス回収とはその名の通り、各自治体に設置されたボックス内へデジカメを入れることで処分する方法です。どこにボックスが置いてあるのかどうかは環境省の小型家電リサイクル回収ポータルサイトにて記載されていますが、派出所や公民館、図書館等に設置されていることが多いです。
ピックアップ回収は市役所に連絡し回収を依頼、指定された日時に指定された場所に置いておくことで処分する方法です。窓口回収では役所などの窓口で回収してもらうことができます。
そのまま捨ててしまうことも出来るものであるため、リサイクルするのは手間だと感じてしまう方も多いようですが、このような取り組みにより資源を大切にすることができますので、できるだけリサイクルすることをおすすめします。
またデジカメは粗大ごみとして取り扱われる自治体もあるようです。その場合、粗大ごみ処分のための費用が発生しますが、小型家電リサイクル回収にて回収してもらった場合には費用は発生しませんので、費用を抑えてデジカメを処分することに繋がるでしょう。
デジカメを処分する際に注意しておきたいデータの破棄方法
デジカメをそのまま捨ててしまった場合、悪意ある第三者が手にしてしまう恐れがあることを考えておかなくてはなりません。SDカードを取り外しただけで、データは何も残されていないはずと考えている方が多いですが、本体にデータが残っている可能性もあります。それらをすべて削除しなければ安全とは言えません。デジカメの中には初期化することができるタイプの製品もありますので、その場合は必ず初期化してください。
またバッテリーが取り外せるタイプのデジカメの場合、別々に捨ててしまうことをおすすめします。もちろんデータを削除した上でデータを削除しましょう。
デジカメを売却する際にはデータの破棄をし忘れる方はいないものの、処分してしまうのであればそのままでも良いと思ってしまう方が多いです。ゴミとして処分した場合であっても悪意ある第三者の手に渡らないとは限りませんので、必ずデータを削除するよう心がけましょう。
データが削除できたのかわからない場合には、SDカード等のデータを抜き取り個人情報が分からない写真をメモリーがいっぱいになるまで撮影し続けてしまうという方法もあります。撮影し終えたあと再びデータを初期化するなど、確実に個人情報が消えていることを確認しましょう。
手間はかかりますが個人情報を流失させないよう注意するべき問題です。