新しいスマホやPCを購入する際に、下取りや買取サービスを利用してお得に売ることができます。
しかし下取りや買取サービスは限られた機種や色などの条件があり、全ての電子機器が対応となっていません。
そのため、お得に売りたいと考えていても売れない場合も多いでしょう。
今回は少しでもお得にスマホやPCを売る方法や、売る前に行う準備や方法についてご紹介します。
古い電子機器は高く売れない!?
古くなった電子機器は、高額で売るのは難しいといわれています。
家電の買取対象は平均5年程度であり、5年以上経過した場合は見た目がキレイであっても評価額が大きく下がってしまうのです。
5年前なんて最近のことだと思うかもしれません。
しかし家電にはそれぞれ寿命があり、機能や能力などは5年という時間で大きく変わってきます。
PCの平均寿命は約5年~7年程度であり、製造年月日が5年前のものであった場合は残りの寿命が2年程度だと判断されます。
もしかしたら2年使えないかもしれませんが、使える可能性もあります。
電子機器の調子が良くても、突然使えなくなる場合もあるので簡単に寿命が判断できない部分もあるでしょう。
しかし2年以上使えたとしても、新しいPCとの機能や動作の差が大きくなってしまい、結果的に使いにくくなってしまうことから平均寿命が決められてしまうのです。
現在はまだ使えるPCであっても、価格は平均寿命を考慮して5年~7年を目安に大幅に変わってしまいます。
スマホもメーカーや機種によって平均寿命が異なりますが、約4年~5年程度と言われています。
しかしスマホは日常的に使用するため、実際には2年程度で劣化を感じやすいでしょう。
毎日使用するスマホは、バッテリーの消耗が1年~2年程度であり、新機種発売のサイクルが早いことも寿命を感じやすい要因です。
そのため、スマホの場合は新機種発売のサイクルで買い替えていると高額で買取してもらえる可能性が高いでしょう。
しかし傷や劣化など消耗が激しいと判断された場合は、価格が大幅に下がってしまうので注意する必要があります。
PCやスマホを売るなら初期化が必要?
新しいPCやスマホを購入する場合、下取りとして前に使用していたPCやスマホを買い取ってくれるサービスがあります。
下取りサービスを利用すると、同等の金額分を買い替え商品から値引きしてくれたり、割引してくれたりします。
店舗独自のキャンペーンなどを活用すると、下取り金額や割引額のアップが期待できるため、よりお得に売ることができるでしょう。
また、店舗に持ち込まずにPCやスマホを売るためには、ネットオークションという手段もあります。
アプリで簡単に手続きが可能なネットオークションは、相場が店舗で売るよりも高めに設定されていて、年数の経過したPCやスマホであっても需要が高いのが特徴です。
古いPCを欲しがる人は使用されているパーツを手に入れて、現在使用しているPCを修理する目的を持っている人が多いため、古くても買い取ってもらいやすいでしょう。
自分で出品するだけでなく、配送などの手続きが必要になってしまいますが、比較的高額になりやすいでしょう。
様々な方法でPCやスマホを売ることができますが、どちらにしても初期化やデータ消去という作業は必要です。
PCの内部には写真やメール、ファイルなどが保存されていて、個人情報と呼べる情報がほとんどです。
また仕事で使用していた場合、他人に知られてはいけない内容も含まれているでしょう。
もしデータ消去や初期化せずにそのまま他人に譲渡してしまった場合、個人情報や顧客情報、社内情報の流出となってしまいます。
これはスマホも同じことが言えます。
自分自身の個人情報だけではなく周囲の人の情報も、他人に知られてしまう可能性があることを覚えておかなければいけません。
PCやスマホを売るなら、必ず初期化やデータ消去もセットで行いましょう。
簡単にできるPCの初期化
PCの初期化はパソコン購入時の状態に戻すことです。
デスクトップやインストールしたアプリ、保存していたカスタマイズなどの設定がリセットされます。
クリーンな感じに戻ることから、初期化のみで作業を終わらせてしまうかもしれませんが、保存されたデータに関しては内部に残った状態です。
データ復元ソフトによって簡単に復元されてしまうため、ハードディスクに含まれている情報を以下の方法で消去してから初期化を行いましょう。
・特殊なソフトで消去
・物理的に破壊する
・電磁気による消去
自分で行う場合は、特殊なソフトで消去するか物理的に破壊する方法のみで、電磁気による消去は特殊な機器がなければできません。
特殊なソフトを使用して消去する場合、データ消去ソフトの購入もしくはネット上で無料ダウンロード可能なフリーソフトを使って行います。
データ消去の前には、必ずデータを移行してからにしましょう。
物理的に破壊する場合、ドライバーやカッターなどの道具を使用してハードディスクを取り出します。
ハードディスクのカバーを外して内部のガラスの部分に傷を付けるだけで物理的な破壊が可能ですが、自分でできない場合はPCの修理などを行っている家電量販店などに相談してみましょう。
ハードディスク破壊サービスを行っている店舗もあります。
スマホも初期化が必要
スマホを売る場合も、PCと同様に初期化によって情報を消去しましょう。
スマホの中にあるデータは予め、バックアップを取っておきます。
androidとiPhoneでは、初期化の方法が異なるので別々に手順をご紹介します。
【android】
・グーグルアカウントの連携解除
・端末データの暗号化
・スマホの初期化
スマホもPCと同じように、データの初期化だけでは目に見える部分だけを消した状態であり、内部には情報が残っています。
そのため、手順に沿って初期化を行っていきましょう。
最初にグーグルアカウントとの連携を解除します。
グーグルアカウントにログインしたままだと、スマホを売った後に初期設定ができなくなる可能性があるので連携は解除しておきましょう。
その後、スマホの設定画面から端末の暗号化を行います。
バッテリーが無くならないように、充電しながら行うと安心です。
暗号化には時間がかかるので、余裕をもって行うと良いでしょう。
ロック解除に必要なパスワードを忘れないようにメモします。
暗号化が終了したら、スマホの初期化で工場出荷状態に戻して完了です。
【iPhone】
iPhoneの場合は以下の操作が必要です。
・iCloudをログアウトする
・初期化する
・SIMカードを抜く
端末からiCloudをログアウトします。
設定から進み、上に書いているユーザー名を選択し、サインアウトします。
iPhoneから削除を選択してApple ID入力後にオフにするを選択すると完了です。
次に本体の初期化を行います。
「設定」から「一般」を選択し、「リセット」を選択します。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を選んで「iPhoneを消去」を2回押すと、初期化が終了します。
最後にSIMカードを抜くと初期化が終わります。
難しい場合は不用品買取でも可能
PCやスマホに関しての知識が少ない場合や難しくてできない場合は、不用品買取業者への依頼も検討してみましょう。
不用品買取や回収業者では、ジャンルに関わらず不用品の買取や回収を専門的に行っています。
自分で持ち込むこともなく、ネットや電話での申し込みで不用品の買取や回収が可能です。
自分では難しいPCやスマホの初期化もきちんと行ってくれるので安心でしょう。
また、壊れて使えなくなった状態であっても買取してくれるケースもあります。
スマホやPCをお得に売りたいと考えていても、様々な条件によっては売りたいけど売れない場合もあるでしょう。
スマホやPCを買い取ってもらえる場合は、きちんとデータ消去や初期化を行ってからにしましょう。
また売りたいが査定で買取不可になったPCやスマホは、不用品買取や回収サービスの活用がおすすめです。
この機会に、不用品買取や回収サービスを利用してお得に処分してみましょう。