遺品整理とゴミ回収と不用品買取の失敗しない秘訣をご紹介!

遺品整理には正しいやり方があり、ただゴミとして処分すれば良いわけではありません。
故人の想い入れのあるものは、形見分けをしたり、供養したりする必要があります。
自分で遺品整理をする際には、どのように遺品を仕分けたら良いのでしょうか?
今回の記事では、遺品整理とゴミ回収と不用品買取・回収について、失敗しない秘訣をご紹介しましょう。
これから遺品整理を行うという方は、ぜひ参考にしてみてください。

遺品整理の期限ってあるの?

遺品整理には期限はありません。
いつから始めても良いですし、いつ終わらせても問題ないです。
葬式後すぐに遺品整理に取り掛かろうと思っても、なかなか気持ちを落ち着かせることができず、しっかりと遺品整理することができないでしょう。
遺品整理は、少し気持ちが落ち着いてから行うのがおすすめです。
ただし、賃貸物件となるとそうもいきません。
放置していただけ家賃がかかるだけでなく、相続税を納める必要があるからです。
故人の死から10ヶ月以内に相続税を納める義務があるので、少しずつ遺品を整理していかなければいけません。
「忌明け」の時期であれば、落ち着いて遺品整理に取り組めるでしょう。

遺品整理に必要な道具と下準備

遺品整理を行う場合、以下の道具を用意しましょう。

・段ボールまたは透明な衣装ケースなど
・ガムテープ
・メモ用紙
・マジック
・カッター
・マスク
・軍手

上記の道具を揃えたら、遺品を衣類や家具、電化製品など細かく分けていきます。
その際、

貴重品
不用品買取・回収
・寄付するもの
・形見分けするもの
・確認するもの
・ゴミ回収

というように、メモ用紙にマジックで書いてダンボールやケースごとに分類していくのがおすすめです。

遺品整理の方法

・貴重品

現金や貴金属、印鑑、通帳、契約書などはまとめて貴重品としてダンボールや透明なケースに仕分けます。

・不用品買取・回収

不要な本や家具家電・ゲームなどは、不用品買取・回収業者に売るのが得策です。
不要なものをそのままゴミとして処分するとゴミ袋代や粗大ゴミ処理券などのお金がかかってしまうので、処分代金が発生しないように売るのが便利でお得です。
ブランド物のバッグや衣類、家電などは状態が良ければ高額で取引してもらえるかもしれません。
また、リサイクル品がたくさん出るようなら、出張買取してもらうと楽でしょう。

・寄付

寄付するものは「寄付」と分類したダンボールへ入れます。
形見分けをしたり、不用品買取・回収に出すようなものでもないなら、寄付をしてゴミを少なくしましょう。
ただし、寄付できるものも限られます。
汚れているもの、傷がひどいものなどは寄付しても拒否されてしまうので注意が必要です。

・形見分けするもの

形見分けするものは、「形見分け」と分類したダンボールへ入れていきます。
仕分けをしながら形見分けをしていくと、それだけで時間が取られてしまいます。
形見分けするものは1度まとめてダンボールに入れ、後から分けることで効率良く仕分けられるでしょう。
また、故人がいくらお世話になった人であろうと、故人よりも目上の方に形見分けをしてはいけません。
マナー違反となってしまうので注意しましょう。
高価なものを贈った場合にも、受け取った側に贈与税がかかってしまうので注意が必要です。
誰が何をもらうのかでトラブルになる場合には、形見分けをせずに財産分与するのも一つの方法です。

・確認するもの

処分をするか迷った際には、一旦保留とし、「確認」と分類したダンボールの中に入れておきましょう。
捨てるか捨てまいかと迷っていると、時間があっという間に過ぎてしまうので、迷ったらとりあえず確認のダンボールに入れるのが時短のコツです。
後になっても判断できない場合は、家族や親族と話し合ってからどの分類に仕分けるか決めてください。

・ゴミ回収

ネットオークションや不用品買取・回収、寄付などを活用してゴミとして処分する手間や代金を減らしましょう。
ゴミの量が少ないのであれば、ゴミ集積所に出してください。
ゴミの量が多い場合やすぐにゴミを処分したい場合には、ゴミ処理場に直接ゴミを持って行って処分してもらいましょう。
しかし、自治体によってはゴミの持ち込みができないこともあるので、事前に自治体に確認しておくと良いです。

遺品整理の際に気を付けることは?

・賃貸物件の退去

故人が賃貸物件に住んでおり、退去しなければならない場合、退去期限などもあるため急いで遺品整理をしてしまいがちです。
その際に全てをゴミとして処分してしまうと、トラブルにつながりかねません。
賃貸物件の場合は、インターネット回線やエアコン、照明器具が最初から設置されている可能性があるため、撤去工事や手続きは管理会社に確認する必要があります。

・車、自転車、バイク

故人が車や自転車、バイクなどを所有していた場合には、廃車の手続きあるいはディーラーに買取してもらいましょう。

・パソコンやスマートフォン

パソコンやスマートフォンには個人情報やプライバシーが詰まっています。
最近では、パソコンの中身は見ずに処分してほしいと望む人も多くなっているため、遺書などで処分方法を明確に指示されている場合はそれに従いましょう。
パソコンやスマートフォンの処分の仕方は、各自治体のルールに沿って分別してください。

遺品整理を業者に頼むという手も

遺品整理をするのには大変な時間と手間がかかり、体力が要ります。
また、故人の死を悲しむ気持ちの中、すぐには遺品を片付ける気持ちになれない人も多いです。
プロの遺品整理業者に依頼することで、分別をする手間や不用品を売りに行く手間からも解放されます。
数時間で遺品を整理してくれるので、早く部屋を片付けないといけない賃貸物件においても業者への依頼は便利でしょう。
さらに、亡くなられた方の場所などによって特殊な清掃を行ってくれるので、自分ではできない掃除をしてもらえることもメリットと言えます。
費用を抑えて業者に特殊掃除を依頼したい場合は、遺品整理は自分で行って、掃除のみを依頼するのも一つの手です。
他にも、自分で運ぶのが大変な大きい家具の処分だけを業者に依頼するのも良いでしょう。

遺品整理を業者に依頼する相場費用って?

遺品を仕分ける時間や、運ぶ手間によって料金が決まる会社が多いです。
故人の住んでいた部屋が広ければ広いだけ料金があがります。
しかし、中には荷物の重さや数で料金が決まる会社もあるので、料金を比較してみると良いでしょう。
大体の費用相場は以下の通りです。

1R:1万~10万円
1DK:1万~14万円
1LDK:2万~25万円
2LDK:2万~36万円
3LDK:5万~42万円

また、貴金属や骨董品、ブランド品などを業者に買い取ってもらうことができれば、その分費用が抑えられます。
一方で、家電の処分費やリサイクル費がかかるものは価格に上乗せとなります。
ピアノなどの大きい楽器は、粗大ゴミとして処分することができないので、専用業者にきてもらって運んでもらわなければいけません。
そのため、その分の費用がさらにかかるでしょう。

廃棄物処理の料金は、各都道府県で異なります。
全国平均の2LDKの遺品整理の相場は2万~30万円ほどとなっています。

遺品の整理には、自分で行う方法と業者に依頼する方法があります。
どちらの場合も、できるだけゴミを減らして不用品はリサイクルするのが遺品の整理のコツです。
もし、業者に依頼をするのであれば、不用品買取や遺品整理を行っている出張専門のリサイクルショップ エコスマイリー 出張買取&不用品買取にお問い合わせください。
遺族に代わってプロのスタッフが使えるものはリサイクルし、使えないものだけを処分し、掃除まで行います。