気持ちの整理も!思い切って遺品整理するコツ

大切な人が亡くなり遺品整理をすることになると、つらい気持ちが再度込み上げてくるものです。
死別という事実は受け入れがたいショックで、もう会えないという悲しみに心を痛めてしまう人も多いでしょう。
しかし、現実の問題として家の整理や掃除などの作業は淡々と行う必要があります。
今回は、つらい遺品整理を乗り超える方法をご紹介しましょう。

遺品整理は気持ちの整理

故人が身に付けていた服や眼鏡、写真や趣味のアイテム、故人が愛用していたものの全てにはかけがえのない想い出がつまっています。
亡くなったから、使う人がいないからと簡単に捨てられないのは当然です。
しかし、遺品整理に対して罪悪感を抱く必要はありません。
亡くなった人も、自分の遺品にすがりながら生きてほしいと望んでいるわけではないでしょう。
むしろ、遺品をきちんと整理して前を向いて歩んでほしいと願っているはずです。
遺品整理は残された人の気持ちの整理をすることと言えます。

遺品整理がなかなか進まない理由は?

気持ちの整理をするためにも遺品整理はすべきとは言え、遺品を手放すことに抵抗を感じたり、つらくてできる気がしないという人は多いです。
なぜ遺品整理がなかなか進まないかを確認して、どうすれば遺品整理ができるかを探ってみましょう。

愛用の品、想い出の遺品を捨てたら申し訳ないから

故人が愛用していた眼鏡、故人が手作りした人形などは、そのままゴミ扱いして捨てられないと思うものです。
もし、愛用の品や想い出の品などの処分がしにくいなら、供養をしてもらいましょう。
寺院や神社などでお焚き上げをしてもらい、遺品に残る魂を抜いてもらうことで、残された人の気持ちも浄化されるでしょう。

遺品が大量でどうしたら良いかが分からないから

人が生活をするためには多くの物が必要です。
だからこそ、それまで生活していた空間には思っている以上の物があふれています。
しかも、普段の生活で使うものの他に、保管しているものも加わり処分すべき遺品が大量にあるという事例は少なくありません。
遺品整理を行う場合、まずはアイテムごとに仕分けをして明らかな不用品を処分することから始めてみましょう。
故人の愛用品や想い出の品は後回しにして、処分しやすいところからスタートするのが遺品整理のコツです。

仏壇などをどう処分すべきかが分からないから

仏壇や位牌、神棚などの処分方法が分からず、遺品整理が進まないケースも良くあります。
そのまま粗大ゴミとして扱うわけにもいかない仏壇は、供養をして処分すると良いでしょう。
仏壇は魂を抜く閉眼供養を行ってから処分するのが一般的です。
閉眼供養については寺院に相談するか、仏壇供養サービスをしている遺品整理業者に相談すると良いでしょう。

何を残しどう処分すべきか迷うから

日用品や衣類などで何を残すべきか、貴金属などは親族の誰がどのように処分するかなど、遺品整理は迷いも多い作業です。
財産になるものは処分について親族で相談する必要もあり、遺品整理を慎重に進めなければならないケースもあります。
相続で親族が不満を抱くような遺品整理にならないよう、話し合いをしながら確認しましょう。

遠方に住んでいるから

核家族化が進み、両親は故郷で自分たちは都会で生活をする人が増えました。
遠方に住んでいるため、遺品整理のための時間を取りにくく作業が進まないというケースは増えています。
遠方に住んでいて遺品作業が滞っているなら、遺品整理業者に作業を依頼すると良いでしょう。

遺品を整理する切なさを乗り越えるには?

遺品整理をしていると、一旦は過ぎ去ったはずの悲しみが遺品を手にすることでよみがえり、つらい気持ちになることはよくあります。
遺品整理をするつらさを乗り越えるために何ができるかを考えてみましょう。

悲しみを噛みしめる

早く悲しみから立ち直ろうと、辛い気持ちに無理にフタをしてしまうと、かえって気持ちを引きずることになります。
遺品整理で故人を思い出して悲しみに浸る時間は、故人の供養の時間です。
悲しみにフタをして自分の心に嘘をつくのではなく、遺品整理を通して悲しみを噛みしめてこそ、先に進めると言えるでしょう。

四十九日など法事のタイミングで遺品整理

法事のタイミングで親族が揃った時に遺品整理をするのもおすすめです。
自分だけで遺品整理をし、故人を思い続ける毎日を過ごしていれば体力的にも精神的にも参ってしまいかねません。
親族が集まって、みんなで想い出を語り合いながら遺品整理をすれば悲しみも分かち合えるでしょう。

遺品整理のプロを頼る

遺品と生前の記憶がつながりって切なくて遺品整理が進まないなら、「遺品整理は故人の供養」と考えてみましょう。
どうしても気持ちの整理がつかないなら、遺品整理のプロを頼ることをおすすめします。
遺品整理の業者は多くの案件を扱っているので、依頼主の気持ちに寄り添いながら、何を残すべきか、どう処分すべきかを的確に判断してくれて安心です。

家具家電・不用品の買取&回収 エコスマイリーでは、ご依頼主と一緒に遺品を仕分けながらの遺品整理にも対応しています。
故人の思い出が刻まれた遺品整理で悩んでいるなら、ぜひエコスマイリーにご相談ください。