自動車の処分に悩んでいる人必見!自動車の買取や譲渡…処分の方法と必要書類は?

乗らなくなった自動車をどう処分すべきか悩んでいる人は多くいます。
自動車の処分方法は大きく分けて3通りあるため、自動車の知識がない人はどうすれば良いのか困ってしまうことでしょう。
そこで今回は、自動車の処分方法3つと処分に必要な書類をまとめてご紹介していきます。
これから自動車を手放す予定の方はぜひご覧ください。

自動車の処分方法は?

自動車の処分方法は大きく分けて3通りに分かれています。

・買取
・譲渡
・廃車

以上の3つで自動車を処分できるようになっています。
まずは一般的に多くの人が行っている買取から見ていきましょう。

自動車の買取について

自動車を買取で手放す方法は、中古車買取店に自動車を持ち込んで売却することを指します。
店舗のスタッフに自動車の状態を確認してもらう査定が行われて買取価格が決まっていきます。
査定は店舗に直接自動車を持ち込んだり、自宅に査定スタッフを呼んだりすることが可能です。
万一査定価格に満足できなければ無理に売却する必要がありませんし、別の中古車買取店舗に査定を依頼してもOKとなっています。
古い自動車を所有している場合は、ボロボロで売れないかもしれない考える人もいることでしょう。
ただ、自動車というのは新車登録から10年以上たったものや、走行距離が10万km以上でも買取をしてもらえる可能性が十分あるのです。
日本車は特に海外での需要が高く、分解しパーツとしても販売できるので、中古車買取店も古さに関係なく査定してくれます。

【中古車として売る際に必要な書類は?】

自動車を買取に出す場合にはいくつかの書類が必要です。
書類には、以下のものがあります。

・自動車検査証
車検を行っていることの証明をする自動車検査証は、車検証として略されて呼ばれています。
車検証は車検が切れている自動車でも必要な書類です。
紛失して手元にないという場合は陸運局に連絡して再発行してもらいましょう。
再発行は有料なので注意してください。

・自動車税納税証明書
自動車納税証明書は、自動車税が納められているかどうかを確認するための書類になっています。
見た目は公共料金と同じようなものになっており、自動車納税通知書についている紙なので、こちらも忘れずに保管しておいてください。
紛失した場合は陸運局又は自動車税管理事務所、都道府県の税事務所にて再発行することが可能です。

・自賠責保険証明書
自賠責保険証明書というのは自動車を所有するのであれば、必ず全員加入する保険であり、その証明書となります。
車検を行うたびに更新されるので大半の人が車検証と一緒に保管していることが多いです。
紛失している場合は自動車を購入したディーラーに再発行してもらいましょう。

・印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は自身の住民票のある自治体で発行できる書類です。
証明書の発酵には実印を登録する手順が必要で、実印を持ってない方はまず、実印を作ることと登録を行う作業をしなくてはなりません。
実印の登録完了後、印鑑登録証明書を発行できます。

・自動車検査証記入申請書 ※軽自動車のみ
軽自動車を売却する場合のみ自動車検査証記入申請書というものがいります。
自動車検査証記入申請書は買取業者から記入を求められるので自身で用意する必要はありません。
買取店舗の指示通りに記入していってください。

自動車の譲渡について

自動車を手放したいと考える人の中には他の人に自動車を譲ることを検討している人もいるでしょう。
譲渡については業者を仲介するわけではありませんが、名義変更や任意保険の変更によって必要な書類があります。

【譲渡の際に必要な書類】

自動車の譲渡で必要になってくる書類は以下のようになっています。

・譲渡証明書
国土交通省の公式サイトがダウンロードできるようになっています。

・自動車検査証
買取時と同様に車検の際に交付される書類です。
失くした場合は陸運局で再発行してもらってください。

・自分と譲る相手の実印
手続きの際に必要になってきます。
持っていない場合は実印を作る必要があります。

・自分と譲る相手の印鑑証明書
実印登録を行った印鑑証明書も必要です。
発行から3ヶ月以内のものを用意してください。

・自動車保管場所証明書
車両の保管場所を証明する書類です。
地域によっては、車庫証明が必要ない場合もあるため、一度自治体のホームページから確認してみると良いでしょう。

・申請書
陸運局で発行できます。

・委任状
代理人が申請する場合に必要です。
申請書と同じく陸運局で発行できます。

上記の書類を持って譲渡される人の住所を管轄する陸運局で手続きします。
所有者と任意保険の名義変更を行っていきます。

自動車の廃車について

続いては、自動車の廃車についてご紹介していきましょう。
買取や譲渡することなく処分を選択する場合、自動車は廃車となり手元に残らなくなります。
廃車の手続きには一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があります。

【一時抹消登録】

一時抹消登録とは一時的に自動車を手放す手続きになります。
登録を行うと所有している自動車自体を車庫に保管することができますが、廃車扱いになっているので公道を走らせてはいけません。
また、一時抹消登録をすれば登録期間中の自動車税を払わなくても良いという決まりになっています。
間違えて支払ってしまってという場合には還付金として戻ってくるので安心してください。
必要書類は以下の通りです。

・手数料納付書
・自動車検査証
・ナンバープレート
・印鑑証明書
・自動車税納税証明書
・申請書
・委任状
代理の方が行う場合のみ

【永久抹消登録】

永久抹消登録は、自動車を解体し完全に乗れなくなる手続きになります。
登録を行えば自動車税の支払い義務は無くなり、車検が1年以上残っている場合には還付金を受けられるというメリットが付いてきます。
永久抹消登録では解体作業を必要とするため、事前に専門業者への解体依頼をと行っておかなければなりません。
解体費用の相場は1万円~2万円です。
また、解体した際に発生したごみの処分費用としてリサイクル料金も払う必要があります。
リサイクル料金は普通自動車で1万円、軽自動車で8千円、外国車で2万円程度となっています。

必要な書類については、

・手数料納付書
・自動車検査証
・ナンバープレート
・印鑑証明書
・自動車税申告書
・申請書
・委任状

一時抹消登録同様にこれらの書類が必要です。

どの処分方法が一番良いのか?

ご紹介してきたように自動車の処分には3種類の方法があります。
費用のことを考えるのであれば、売却値がついてお金が戻ってくると考えられる買取が一番お得に手放せる方法です。
逆に一番費用がかかってしまうのが、廃車手続きの永久抹消登録です。
解体費用やリサイクル料金を支払いが必要なので、買取値が付かなかった場合の選択肢として進めていくようにしていきましょう。

自動車の処分は様々な方法があり、さらにそれぞれ必要な書類や手数料もかかってくるため、素人は何を選択すべきか悩んでしまうことでしょう。
しかし最後にご紹介したように一番は買取を選択するのが得策です。
買取時には自動車についているカーナビやオーディオ、マットなども売却できますが、店舗によってはハンドルカバー、ドリンクホルダー、カーテンといった付属品を外す必要もあります。
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