貴金属を高価買取してもらう秘訣とは?金属の種類と価格を知っておこう

貴金属を買取に出そうか迷った時、手元にある貴金属の種類や買取金額が気になるのではないでしょうか?
刻印が消えているなど、貴金属の種類が分からない場合、素人目では価値の目安も見当がつきません。
自分で購入した貴金属なら買った時の書類や記憶である程度判断できるものの、頂いたジュエリーや遺品整理などで出てきた貴金属だと扱いに悩むこともあるでしょう。
そこで今回は貴金属の種類について解説しながら、買取で高価買取してもらう秘訣をご紹介していきます。

貴金属とは?どんな種類があるの?

貴金属と言えば「金」をイメージする人も多いでしょう。
確かに、「金」は貴金属の中でも高価なものに該当する貴重な金属です。
しかし、貴金属は当然ながら「金」だけではありません。

・貴金属の定義

貴金属とは、希少性があって化合物を作りにくい金属と定義されています。
つまり、貴金属は産出量が少なく限られた存在なので、地球上での流通量が限られるため価値が高い金属です。
そして、アルカリや酸に反応しないので、溶けたり黒くなったりしません。
空気に触れても酸化しにくいなど化学的に安定していること、加工しやすいことも貴金属の特徴です。

・貴金属の種類

貴金属として扱われている金属は8つあります。
ジュエリーなどに使われる金属だけが貴金属ではありません。

①金
②銀
③プラチナ
④パラジウム
⑤ロジウム
⑥イリジウム
⑦ルテニウム
⑧オスミウム

以上の8つが貴金属に分類される金属です。
中には、あまり聞いたこともない貴金属もあるのではないでしょうか?
ここからは、それぞれの貴金属について詳しくご紹介します。

①金
金は定番の貴金属なので、貴金属と言えば一番最初に思いつくのは金と言う人は多いでしょう。
18Kとしてジュエリーに使われることの多い、身近な貴金属です。
人類が利用した最古の金属とも言われ、長い歴史の中で人々に愛されてきました。
空気に触れても錆びず、熱や湿気、アルカリや酸などにも強く、コインや装飾品として利用されて来た貴金属です。
ジュエリーに使われるイエローゴールドの他、割り金によりピンクゴールドやホワイトゴールドなどの色調もあります。

②銀
銀も金と同様、人々の暮らしに昔から根付いてる貴金属です。
ジュエリーはもちろん、貨幣にも古くから使われてきました。
硫化して黒く変色しても磨けば輝きを取り戻し、いぶし銀などの古い色も好まれています。
加工製品では925が高品位で、銅のみとの合金であるスターリングシルバーは特別の扱いです。
ジュエリーの主材として使われる貴金属となります。

③プラチナ
日本では白金と呼ばれる貴金属です。
純粋なプラチナは柔らかいため、微量の硬化剤を加えたハードプラチナも人気です。
ブライダルジュエリーなどに使われます。

④パラジウム
パラジウムはプラチナの仲間で、水素を取り込み融点が低い点が特徴の貴金属です。
工業用の加工などにも使われます。
歯科治療で使う銀歯や、金や銀、プラチナに混合して、強度と色味を出す割り金にも使われています。
プラチナにパラジウムを加えると白い輝きが増して、強度も上がります。
近年パラジウムの買取価格が上がっていて、注目している人も多いです。
元々希少性が高いパラジウムは、近年ディーセル車の排ガス規制問題を受け、触媒としての価値が評価されて相場が高くなっています。

⑤ロジウム
ロジウムもプラチナ系の貴金属です。
貴金属の中で一番の硬度を持ち、耐食性もある点が特徴となっています。
金やプラチナよりも高価なロジウムは、メッキやコーティングなどに使われます。

⑥イリジウム
プラチナ系の貴金属イリジウムは、産出量が非常に少ない希少な貴金属です。
金を溶かす王水でも溶けないほど、化学的に安定しています。
工業用にも使われ、ジュエリーではプラチナの割り金として使われています。

⑦ルテニウム
ルテニウムも割り金としてジュエリー素材に使われる貴金属です。
金属アレルギーのリスクが低いため、プラチナの割り金にもよく使われます。
万年筆のペン先などにもルテニウムは使われ、金属としては硬くてもろい性質があります。
ロシアのウラル山系で発見された貴金属で、供給量を増やすことが難しい金属です。
パソコンのハードディスクにも使用されることから、2007年頃に価格が急騰したことでも知られています。

⑧オスミウム
オスミウムもプラチナ系で、青白い光沢のある硬い金属です。
地球のコア部分に含まれる密度の高さが特徴で、融点と硬度が高く、アルカリや酸への耐性も持っています。

貴金属には相場がある

貴金属の価格は国際市場の取引価格を基準に決められています。
取引価格は、時間を追いながら東京・香港・チューリッヒ・ロンドン・NYと世界中を回っています。
具体的には、1トロイオンスの金がNYで何ドルで取引されたかという売買成立の価格が、その時の為替で日本円に換算されて日本国内での金の取引価格が決まるという仕組みです。
もちろん、厳密には輸送コストや流通手数料などを加味して、実際の価格は決まります。
貴金属の相場は1日の内で大きく変わるほど、相場が激しく動くケースも稀ではありません。

デザインや宝石は買取価格に影響する?

貴金属を手放す際、持ち込んだ買取店で重さだけで査定されてガッカリした経験がある人もいるでしょう。
基本的に、貴金属の買取価格は国際市場での取引価格を基準とした相場から、重さで算出されます。
そのため重さだけでの査定の場合、買った時の価格とはかけ離れた査定額が出てしまうケースは多いと言えます。

貴金属を高価買取してもらう秘訣

貴金属の買取を依頼する際には、少しでも査定額が上がるようにして大切な貴金属の価値をしっかり評価してもらいましょう。
貴金属を高価買取してもらう秘訣をご紹介します。

・汚れは落として持ち込む

基本的に貴金属の買取価格はグラムで行われるため、汚れや傷で買取価格が大きく変わることはありません。
しかし、査定をする鑑定士は人間なので、汚れた状態の貴金属よりは綺麗な状態の貴金属に対して好印象を抱く場合があります。
査定額におまけがつく可能性もあるので、貴金属の汚れは落としてから持ち込んでみましょう。

・箱や保証書も一緒に買取

グラム数で査定される貴金属でも、箱や保証書があるとジュエリーとしての価値がプラス査定されることがあります。
ブランド的な価値、デザインの希少性などが評価されれば、グラム数での査定額より高い値段で買い取ってもらえるケースもあるので、箱や保証書は一緒に持ち込んでみてください。

・買取レートは把握しておく

貴金属の買取価格は日々変化しています。
金やプラチナを売るなら、価格の変化をチェックして相場の条件が良い時に買取に出すと良いでしょう。
貴金属の買取業者の中には手数料が高い業者もあるので、相場を把握しておくことは大切です。
自分が売ろうとしている貴金属の買取レートを把握しておけば査定額を自分で想定できるため、法外に高い手数料を取られて損をする事態も避けられます。

 

貴金属には様々な種類があり、種類によって価格は異なります。
取引価格が国際市場の相場で決まる貴金属は、高値で売る秘訣を知っていれば買い叩かれることはありません。
貴金属を買取に出すなら、やはり地域トップクラスの実績がある買取業者を選ぶと安心でしょう。
引越し作業や遺品整理などで出てきた貴金属なら、処分する大量の不用品の処分手配と一緒に、即日で貴金属を高価買取してもらえる出張専門のリサイクルショップ エコスマイリー 出張買取&不用品買取へご相談ください。
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