エディションナンバーの価値は、番号の若さだけでは大きく変わりません。同じ版で同じエディションなら、番号が違っても同じ作品として扱われます。価値に関わるのは、作家の人気、総部数、サインの有無、保存状態などです。
若い番号の方が高いというのは通説ですが、番号の順そのものは評価の決め手になりません。番号が若いだけでは価値は大きく変わらず、刷られた順番も価値には関係しないとされます。価格は番号より、作家や作品の状態など全体で決まります。
番号の若さを好む人がいる例外については、後の節で触れます。
エディションナンバーは分数の形で書かれ、「25/100」は100部のうち25番目という意味です。限定部数を示す数字で、版画の余白などに書かれます。同じ版から複数枚刷れる版画ならではの表記です。
| 位置 | 意味 |
|---|---|
| 左側(分子) | 通し番号(何番目に刷られたか) |
| 右側(分母) | 総部数(その版を何部刷ったか) |
番号には、主に次の三つの役割があります。刷る部数が多いほど市場に出回り、価格は安くなりやすい傾向があります。
番号が付いていない作品もあります。有無だけで判断せず、他の情報とあわせて確認することが大切です。
番号は判断材料の一つにすぎません。次の要素の方が価値に大きく関わります。
1番や最終番号を好むコレクターもいます。ただし、特定の番号に人気が出ることは稀です。低い番号が好まれても、番号だけで価格が決まるわけではありません。
番号の代わりにアルファベットが書かれている作品もあります。AP・EAは作家保存分を示す表記とされ、HCは見本用として刷られた非売品を指すとされます。意味は作品や作家によって異なる場合があるため、鑑賞や査定の際に確認しておきましょう。
手元の作品で、次の点を確かめておくと準備が進めやすくなります。傷みがあっても、現状のまま相談してよいとされます。
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1番であることだけで価格が決まるわけではありません。作家の人気、総部数、保存状態などを合わせて判断されます。
番号がないことだけで価値がないとは言えません。作品の種類や作家の情報を確認し、査定の際に相談してみてください。
右側は総部数で、その版が何部刷られたかを示します。左側の数字は、その中で何番目かを表します。