空き家の購入の注意点は、建物の劣化・法令上の制限・権利関係・修繕や片付けの費用です。買う前に、建物の状態・土地の条件・権利関係・総費用の4点を確認することが大切です。専門家による建物状況調査や契約内容の確認も役立ちます。購入後の修繕や残置物の片付けまで含めて、資金計画を立てましょう。
空き家の購入の注意点は、建物・土地・権利・費用の4つの軸で整理すると分かりやすくなります。空き家は長い間人が住んでいないため、管理の状態が物件ごとに大きく違います。安さだけで決めると、修繕費が重なって割高になることがあります。
購入前には現地を複数回、時間帯を変えて見ておくと安心です。一度では気づきにくい点も確認できます。分からないことは、不動産会社や専門家に事前に相談しましょう。
| 確認する軸 | 見ること |
|---|---|
| 建物 | 雨漏り・シロアリ・傾き・配管・耐震性 |
| 土地 | 再建築の可否・用途地域・境界・インフラ |
| 権利関係 | 所有者・相続・共有名義・抵当権 |
| 総費用 | 物件価格・諸費用・修繕・片付け・維持費 |
長い間無人の家は、雨漏りや湿気で傷みやすくなっています。床下や水回りは、シロアリ被害や木材の腐食が出やすい場所なので、重点的に見ましょう。現地では次の点を確認します。
細かい判断には、専門家による建物状況調査(インスペクション)を使うと、劣化の度合いを確認できます。1981年6月以降の新耐震基準かどうかは、耐震性を考えるときの目安になります。
建築基準法の接道義務を満たしていないと、建物を建て直せない場合があります。これを再建築不可といい、建て替えや住宅ローンに制約が出やすくなります。購入前に次の点を確かめましょう。
重要事項説明では、法令上の制限についての説明を受けます。内容が分からないまま進めないことが大切です。
登記事項証明書で、所有者や抵当権の有無を確認します。相続登記が済んでいないと、売主が所有者本人でない場合があります。共有名義の物件は、共有者全員の同意が必要になります。
売買契約の前には重要事項説明を受けます。民法の契約不適合責任の範囲は契約書で確認しましょう。売主が個人の場合、責任を負う期間が短く設定されることがあります。
物件価格以外にも、いくつもの費用がかかります。資金計画は、総額で考えることが大切です。
| 費用の種類 | 内容 |
|---|---|
| 購入時の税金 | 不動産取得税・登録免許税がかかる |
| 仲介手数料 | 仲介を利用する場合にかかる |
| リフォーム・解体 | 建物の状態によって費用が大きく変わる |
| 残置物の片付け | 家財の撤去が買主負担になる場合は費用を見込んでおく |
| 維持費 | 購入後は固定資産税が毎年かかる |
空き家バンクは、自治体が空き家の情報を紹介する制度です。掲載されている物件でも、状態の確認は買主自身で行う必要があります。
リフォームや解体の補助制度は、自治体ごとに内容が異なります。補助金は契約や着工の前に申請することが条件の場合が多いので、利用条件や対象は自治体の窓口で早めに確認しましょう。
購入後の管理責任は、所有者である買主が負います。空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく措置があり、特定空家等や管理不全空家への措置のリスクがあります。特定空家等に指定されると、勧告や命令の対象になることがあります。勧告を受けると、住宅用地の固定資産税の軽減が外れる場合もあります。
定期的な換気・清掃・草木の手入れで、劣化を抑えられます。購入後の管理まで含めて資金と時間を計画しておくと、後悔しにくくなります。
相談・お見積りは0円です。
建物の状態・土地の条件・権利関係・総費用の4点です。特に、建て替えができるかどうかと、相続登記が済んでいるかは早めに確かめましょう。
専門家による建物状況調査を使うと、劣化の度合いを確認できます。購入を判断する材料になります。
残置物の扱いは契約前に取り決め、撤去費用を資金計画に見込んでおくと安心です。
築年数や建物の条件で利用しづらい場合があります。事前に金融機関へ相談しましょう。