アートの査定の検討では、まず査定で何を見られるのかを知ることが大切です。美術品の査定は、作者、真作かどうか、保存状態、来歴や付属品、サイズや技法、今の市場需要を総合して判断します。同じ作家の作品でも、条件によって評価は大きく変わります。また、査定は「今いくらつくか」の見積もりで、鑑定は「本物かどうか」の判定です。この二つは別のものです。
査定の主な判断材料は次の6点です。どれか一つで決まるわけではなく、組み合わせて判断されます。アートの査定を検討する前に、この6点を自分の作品に当てはめて考えてみてください。
| 判断材料 | 見られる内容 |
|---|---|
| 作者 | 誰の作品か。作家名だけでは価値は決まらず、作品ごとに差が出る |
| 真贋・技法 | 肉筆か複製か、本物として裏付けがあるか |
| 保存状態 | シミ、カビ、日焼け、破れなどの傷みがないか |
| 来歴・付属品 | 入手経路や箱、シール、鑑定書などの資料があるか |
| サイズ | 同じ作家でも大きさや制作年代で評価が変わる |
| 市場需要 | 今の市場でどれくらい求められているか |
作者の評価が、査定の出発点になります。作者を判断する手がかりとして、サインや署名、箱書きが役立ちます。サインは額の隅や裏面にあることが多いです。
ただし、サインは手がかりの一つにすぎません。似た名前の別人や、工房で作られた作品は見分けにくいことがあります。サインが読めなくても査定自体はできるので、読めない場合もそのまま残して見せてください。
肉筆画と版画や複製では、評価が大きく異なります。査定を受ける前に、作品が肉筆か複製かを確認しておきましょう。わからない場合は、わからないと伝えて構いません。
鑑定は真贋を判定すること、査定は市場価格を見積もることです。鑑定書や証明書は真作を裏付ける資料になるため、あれば評価に影響します。ただし、鑑定書がなくても査定を受けられる場合が多いです。人気作家の作品には贋作も出回っているため、資料は大切に残してください。
日焼け、カビ、傷みがあると評価は下がりやすくなります。状態の良い作品は市場で評価されやすいので、見た目以上に保存状態は重要です。
売る前に自分で拭いたり修復したりすると、表面を傷めるおそれがあります。ホコリを軽く落とす程度にとどめるのが無難です。湿気と直射日光を避けて保管してください。
入手経路がはっきりしている作品は、評価されやすくなります。箱書き、シール、鑑定書は出所を裏付ける資料になります。額縁も査定の対象になることがあります。購入時の資料や領収書も判断材料になるため、査定の前に家の中から探して揃えておきましょう。
サイズや技法、ジャンルによっても評価は変わります。絵画には定価がなく、相場が見えにくいのが特徴です。ネットオークションの落札価格は、実際の相場と違うことがあるため、それだけで判断しないでください。
市場の人気は時代や展覧会などで上下します。一次市場と二次市場では価格の決まり方も異なります。そのため、同じ作品でも時期によって評価が変わることがあります。
まず、売る目的を整理しておくと判断がぶれにくくなります。次に、作品の情報をわかる範囲で集めてください。付属品も確認しておきましょう。
査定額だけで売却先を決めず、複数の査定を比べて相場感をつかむのが基本です。一度の査定で急いで決める必要はありません。価値を知ったうえで、残すか売るかを選べます。出張査定なら、ご自宅で現物を見てもらえます。
出張は東京・埼玉・千葉・神奈川です。
骨董・美術品はもちろん、ほかの品物やお部屋の片付けもまとめてご相談いただけます。出張買取のエコスマイリー(株式会社LINKBANK・古物商許可 埼玉県公安委員会 第431270050713号)が査定します。
鑑定書がなくても査定を受けられる場合が多いです。ただし、鑑定書や証明書は真作を裏付ける資料になるため、あれば評価に影響することがあります。
サインが読めなくても査定はできます。読めない場合も、作品はそのまま残して、査定の際に見せてください。
自己判断で拭いたり修復したりすると、表面を傷めるおそれがあります。ホコリを軽く払う程度にとどめ、そのまま見せるのが無難です。