掛け軸の保管方法の基本は、湿気・直射日光・虫・折れや擦れを避けることです。桐箱などの箱に入れ、風通しのよい場所にしまいます。しまう前にほこりを払い、無理なく巻いて紐で軽く留めます。年に1〜2回、晴れて乾燥した日に箱から出して風を通し、点検すると安心です。
掛け軸は紙や絹でできているため、湿気や光、虫、そして折れや擦れに弱いものです。掛け軸の保管方法を考えるときは、この4つを主な敵として見ると分かりやすくなります。
| 敵 | 起こりやすい被害 | 対策 |
|---|---|---|
| 湿気 | カビ・シミ | 風通しのよい場所に置く |
| 直射日光 | 色あせ・傷み | 日の当たらない場所にしまう |
| 虫 | 虫食い | 防虫剤は種類や使い方に注意し、定期的に点検する |
| 折れ・擦れ | 紙や絹の傷み | 無理に巻かず、やさしく扱う |
しまう前に、次の下準備と確認をしておきましょう。
軸先を持ち、ゆっくり均等に巻いてください。強く巻き締めると、絵や紙を傷める原因になります。
風帯は折れないように整えてから巻きます。巻いた後は紐を軽く結んで留めます。
太巻という補助具を使うと、巻きの負担を和らげられます。
桐箱は湿気を調整する性質があり、掛け軸の保管に向いています。一般的には桐箱に入れて保管します。
外側の箱で内側をさらに守る二重箱という考え方もあります。
箱がないときは、紙などで包んで一時的に保管し、箱が手に入ったら移しましょう。
置き場所は、次の条件を満たすところを選んでください。
天気のよい乾燥した日に、年に1〜2回ほど箱から出して点検するのが目安です。
風を通すときは、直射日光を避け、日陰で風に当てましょう。
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押し入れは湿気がこもりやすいので、注意が必要です。風通しを確かめてから置くと安心です。
紙などで包んで一時的に保管し、箱が手に入ったら桐箱などに移してください。
自分で無理に拭かず、触らないようにしてください。傷みが進んでいる場合は、専門家に相談しましょう。
天気のよい乾燥した日に、年に1〜2回ほど箱から出して点検するのが目安です。