九谷焼の裏印がないだけで、価値が下がったり偽物と決まったりするわけではありません。裏印は作り手や窯元を示す手がかりのひとつにすぎません。絵付けの筆致、素地や釉薬の質、全体の状態、箱書きなどとあわせて総合的に判断されます。判断が難しいときは、実物を見られる専門家に相談してください。
結論から言うと、裏印の有無だけで価値は決まりません。裏印がないだけでは、偽物とも言い切れません。
裏印は、作り手や窯元を示す手がかりのひとつです。価値は、作りや絵付け、状態などを合わせて見て決まります。
裏印とは、器の底などに入れられた銘や印のことです。作者や窯元を示す目印として入れられてきました。
赤や金の文字で書かれた銘もあります。時代や窯元によって、書体や形も違います。
裏印が見当たらなくても、必ずしも不自然ではありません。主な理由は次のとおりです。
一方で、出所がはっきりしない品は、慎重な確認が必要です。
裏印以外にも、次の点を順に見ていきます。一つだけで判断せず、いくつかを合わせて見ることが大切です。
裏印だけを似せた偽物もあるため、印だけで信じないようにしてください。
| 見るところ | 見る内容 |
|---|---|
| 絵付けの筆致・色使い | 九谷焼らしい特徴が出ているか |
| 素地・釉薬 | 質感や焼き上がりに不自然さがないか |
| 手描きか転写か | 手描きか、印刷による転写かで見た目が違う |
| 高台(底の縁)・土 | 作りや土の様子も手がかりになる |
査定では、裏印以外にも次のような点が見られます。手元で準備できるものもあります。
無理に洗ったり、後から印や字を加えたりしないでください。元の状態のままにしておくことが大切です。
陶印をまとめた図録やサイトで、印と照合する方法があります。ただし、似た印が多く、自分だけで判断すると間違えやすいものです。確実に知りたいときは、実物を見られる専門家に相談してください。
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裏印がないだけで売れないと決まるわけではありません。作りや絵付け、状態などを見て判断されます。
おすすめしません。元の状態が分からなくなり、判断が難しくなることがあります。
出所がはっきりしない品は慎重な確認が必要です。実物を見られる専門家に相談してください。